続いては武生市街の西側から武生IC越して更に東へ車で約15分ほど移動・・・結構寂れたエリアだがここにもポツンポツンと一軒家的に名店が点在しているのだ。
その1つがミシュランプレートも獲得している名店「生蕎庵」だ。
本来は歩いてもいける同じくミシュランプレート獲得の「森六」とセットで伺うことが多いが、今回は谷川同様に食べ比べつながりで即決定になったのだ。メニューは正々堂々とたった4つのみ。でもねここ来たら手碾きもりそばとおろしそばの食べ比べが必須になっちゃうのだ。
っと言うことで、まずは何より10食限定の「手碾きもりそば」からだ。
「粗挽きでもちもちした食感が特徴です」とのこと。なるほどなるほど、まずはこの見た目が素晴らしいじゃないかっ、更に粗挽き感がすごくいいんじゃないのっ?食べる前から美味さが伝わってくるよね。
まずは恒例とも言えるそのまま頂く。おぉ〜流石十割の粗挽きだ。ちょっと口に含んだだけで蕎麦の風味がガツンと広がる。更にこの田舎風のざらつき感もモロに自分好み!
続いては、塩で頂こう!わかってる店主は絶対に塩用意しているもんね。だって、この塩がスイカの甘味を増してくれるように、蕎麦の風味と甘味を増し、蕎麦本来の旨さを味わえちゃうんだよねぇ〜。
おろし蕎麦でなくあえてもり蕎麦にしている訳なのかな?ここの店主はホント楽しみ方わかってるよねぇ〜。
ここで満を持して麺つゆで頂く。ここはあえて音が出るように思い切って啜りたい!この強く啜ることがより旨みをアップしてくれるのだ。う〜ん、先の谷川の手臼挽粗蕎麦のインパクトがめちゃくちゃ強かっただけにややその主張は大人しめとなってしまうのは仕方ないものの、流石の味わいだ。間違いなく美味い!
ここで1度蕎麦湯で〆る。ここの麺つゆも比較的にあっさり目なのでスッキリと飲める。実は先の谷川ではおろし蕎麦2杯のうち1杯は大盛り、更にそばがき食してきたので、2軒目で2杯目食えるか?っとちょっと心配だったが、この美味さだもん。心配ご無用だった。
っと言うことで、ここで定番のおろしそばの追加注文だ。少々時間かかっちゃうが仕方ない。
しかし、この変貌・・・蕎麦好きにはたまらん。同じ十割でも今度は平麺だよ。2度目の訪問で同じもの食しているのにこの違い完全に忘れちゃってたよ。
まずは同じようにそのまま。う〜ん、流石十割。素晴らしい風味だ。続いてはもちろん塩だ。おろしなどついていないところをピックアップして口にすれば、改めて塩が蕎麦をめちゃ甘くする。う〜ん、蕎麦ってこんなに甘いの?感動だよ。
もちろん、越前おろし蕎麦は躊躇することなくかき混ぜる。本音はこんな美しいのにホント勿体無いんだけどね。同じ十割そばでも平麺だと全然食感が違うから、まるで全然違ってくるのがホント面白い。平麺独特のもっちり感と噛み切る感も全然悪くないし、逆に超美味い。
同じ十割そばでもここまで違うってホント面白い。谷川と生蕎庵の共通がすごくあっさりしていることだ。おろしも全く辛くない程。季節の関係かもしれないけどね。自分的には辛過ぎないので蕎麦本来の味わいを楽しめて大歓迎だけどね。
もちろん〆は蕎麦湯!繰り返すがおろしも麺つゆもすごくあっさりしているので、蕎麦湯も抑えめであっさり。でもこれがいいのかもね?更にさっぱりしてくれる。
蕎麦湯はとろみがあるような濃厚タイプとあっさりタイプがあるが、ここもあっさり派。やや物足りないものの〆と思えばありなんだよね。闘いの終了のゴングを鳴らしてくれているようだ。
更に完全に脇役に徹しているが、蕎麦茶の美味いこと・・・正直驚いた。これっお茶自身の味わいですごくスッキリさせてくれるからいいのだ。う〜ん、助演賞ものだね。
いやぁ〜やっぱり福井の名店のレベルは超高い。それも狭〜いエリアに名店が点在するので蕎麦はしごも人気だもんね。更に色々と店主たちの主張聞きながら食すのも楽しいものだ。だって、今日の2店はどちらも店主が愛想いい。特にここは独特の職人感なく腰が低会話が楽しいのもいいっ。あぁ〜美味かったぁ〜。やっぱる蕎麦好きにとって福井は天国レベルだね。ご馳走様でした、満足。
福井出張!① 名店「そば蔵 谷川」 の極旨Wおろしそば&そばがき!
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