「銀翼のイカロス」池井戸 潤

半沢直樹シリーズの最新版「銀翼のイカロス」を完読。
大ヒットしたTVドラマから出向編とも言える「ロスジェネの逆襲」を経て、今度の敵は政治家だ。
池井戸氏の作品は半沢シリーズだけでなく直木賞作品の下町ロケットなど、ホントどれも面白いし読ませる。そう意味では本作も期待を裏切らない。ずばり面白い。実は、読み始めたら止まらないという感じで、忙しい中2日で読み終えたという感じだ。あぁ～睡眠不足。
しかし、ちょっと気になる点も・・・・TVドラマであまりにもヒットしすぎると、どうもTVの影響を受け易くなってしまう傾向が強い。今回もあくまでTV用だった「倍返し」という言葉がしっかりと登場。TVドラマ前までは全く気になるようなフレーズでもなかったもんね。連発されなかったのがせめてもの救いだ。
東野圭吾のガリレオシリーズも、TVの影響を受けてしまい個人的にはえらくがっかりした記憶がある。TVはTVとわりきって欲しいなぁ～。帯見ても半沢ものですよ、買って下さい！雰囲気が強過ぎ！

さて、半沢シリーズどこまで続くのか？島耕作シリーズのように延々と続くのもどうかと思うので、ある程度人気のあるうちにしっかりと〆ておく・・・ってのもありだと思うけど。