「星と流れ星」道尾秀介

仕事のためバタバタだったこの正月。
のんびりできた数日の休みは思いっきり寝正月。そんな正月唯一楽しめた？のが読書。久しぶりにじっくり読めたかなぁ～？
それが道尾秀介氏の「星と流れ星」だ。

霊現象探求所の真備庄介とその助手の北見凛、そして真備の旧友？ホラー作家・道尾の３人が主役の「背の眼」、「骸の爪」に続く第３弾。
シリーズ初めての短編集だ。

このシリーズ結構重く不気味な話だったが、これはそうでもない？ホラーミステリーを期待している方にはかなりイマイチかも？とは言え面白くないという訳でもない。
前2作にくらべて、軽くなった感はゆがめないが、その分読み易いというか気軽に読める。

道尾氏得意のトリックは残念ながら期待薄。
まぁ～何だかよくわからないけど、何となく読み進めてしまうという不思議な１冊だ。あまりおススメはできないが、「背の眼」、「骸の爪」を呼んだら勢いで読んでおきたいものだ。
とりあえず、読む順番を間違えてはいけない。「背の眼」、「骸の爪」で本作の順で読むのが必須だ。