砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

♯144 般若見て笑ふ

2006年09月21日 | ログ

その面はあまりに美しかった。

嘘の顔。虚構の面。まるで足りない、欠けた面。

こんなものが、こんな美しい顔が嫉妬した女の顔であるものか。

笑う、笑う。金槌を振り上げ、誇大な嘘を叩き割る。

般若は笑わぬ。

疲れた声で、壊れた声で、決して笑わぬ。

般若は泣かぬ。

苦しく、耐えて、耐えれず、耐えて、そんな軋轢に晒された声では泣かぬ。

あぁ、まるで足りない。

般若は顔のみの存在である。

腕で締めることも、爪を突き立てることも、足で睾丸を踏み潰すこともない。

現実に遥かに及ばぬ表現技法。

真作には程遠い欠落。

だから私が教えてあげる。

笑う、笑う。金槌を振り上げ、誇大な嘘を叩き割る。

壊音が声になる。

縫い付けられたものから沸く血が涙となる。

笑う、笑う。私は笑う。

贋作に教えるように、私は笑ふ、般若の笑みで。

この世の地獄を教えて笑う。

愛するあなたの前にて笑う。

般若の笑みを浮かべて笑う。

♯143 合宿と夏休みが終わりました

2006年09月21日 | ログ

山奥なのに死ぬほど部屋が暑かった。何故か。

部屋の真下真横が温泉施設だから。

久しぶりに寝たくても眠れない蒸し暑さを体感しましたですよ。

せめて扇風機は入れてくれよ。除湿機とかいらないから。

二日目に行った美術館の来場ナンバーが7777番でした。

もうこれは確実に空から美女が降ってくるしかない程のラッキーナンバーでしたが

何一つステキイベントは起きず。世界は狂ってる、主に俺因果律周辺で。

ともあれ、あんだけ行くの嫌がってたのに終わってみればちょっと楽しかったという

かなり悔しい結果に終わりました。いや、楽しい方がいいんですけどね。


俺は俺のまんま俺なんだなと偽哲学的な悟りを開けたのが最大の収穫か。

ありがとう、峠の魔女。男部屋では君の物真似が大人気でしたよ?

さて、明日から学校です。

本当は今日からでしたが明日から学校です。

いやー、やっぱ無理だよね、いきなり生活リズム変えるのは。

普通に夕方まで寝てた。