砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

RR-1

2005年06月25日 | ログ

「勇者よ。世界を救えるのはお前しかいない」

眼前の男の言う世界とは何だろう。

勇者と呼ばれた男は考えた。

彼の国か。彼の娘と妻の戻った彼の日常か。

大陸規模の安全保障 / あるいはこの惑星の恒久的な武力解決の消滅

世界の尺度は個人により異なる

同時にそこに求める平和、救世の概念も。

自分でやればいいのに。

嫌味や皮肉ではなく心の底からそう思う。

それとも。

自身の「世界」を救うという大儀を他人任せ出来るとうのは

王の度量というものなのだろうか。

三回目の賛辞と激励。

頷き、頭を下げ、俺は世界を救いにいく

王様の世界を。


核後の世界。

2005年06月16日 | ログ

月曜日。僕は影法師から立ち上がる。
火曜日。僕は火傷した大地を二度踏んだ。
水曜日。太陽は遠く。
木曜日。痛い痛い。熱い熱い。
金曜日。もう少し、あと少し。
土曜日。やっと、休日だ。

――日曜日。

明日は月曜日。
ジャンプの発売日だ。

戯言

2005年06月02日 | ログ
民衆はパンを望むのではない。

その時節に応じた分不相応な願いを強請るのだ。

例えば、自由とか。正義とか。