砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

ゆびきり。

2007年04月22日 | ログ

誰も愛してくれないので。
指を愛することにいたしました。

指も愛してくれないので。
指切りすることにいたしました。

がしゃん。

さんそ。

2007年04月22日 | ログ
呼吸が煩くてたまりません。
もっと静かに生きてください。

花を踏み潰すのは止めましょう。
それは人ではありません。

どんなに強く喘いだところで
空気は独占できません
これは事実とした事実であり
泣いた所で変わりません

そんなに急いでどこ行きますか
夜には自宅へ帰るのに

羽虫を裂くのは楽しいですか
血も涙も嫌いなくせに

大きく吸って、大きく吐いて
幸せになれたらいいですね。

悲鳴が煩くてたまりません。
もっと静かに殺してください。

人を踏むのは楽しいですね。
血も涙も嫌いなくせに。

大きく吸って、呼吸を止めて。
幸せになれたらいいですね。


ありません。いみが。

2007年04月22日 | ログ
爪のかたちの傷跡を見て
こんな絶望もあるのかと理解する
地盤沈下していく明日ではなく
呼吸すらまともに出来ない今が憎い
顔に傷をつけてみたって
それが贖罪になることはなく
開かれるのは海ではなく人
症状としては観測てぎずとも
事実として断定できる

わたくしはできそこないという病気です

死体は逃げ道ですらなく
肢体を投げ出し熱く笑う
慰めは要りません
パスポートをお願いします
性欲は嫌いです
私に許された距離を教えて下さい
あぁお金様が逃げていく
伴う結果も残さないまま
いつか笑い話になる物語は
作者不在のまま幕を閉じる

わたくしは専用の短編小説です

沈むかたちの明日を見て
呼吸可能な酸素を探す
死体になれる肢体を捜し
爪を瞼になぞらせる
意味は最後なのでありません
とびきり愉快な異常を下さい
出来損ないは嫌いです
優しく笑える場所までお願い
あぁ誰もが逃げていく
伴うものを伴うが故に
いつか奇跡と呼ばれる物語は
幕を閉じぬままに続いていく
それは臆病として観測され
勇気とは断定されない

わたくしは適切に配置された■です