ブルーグラスな皆さんには、おもしろくないかも。
フェス終了後、名残は惜しいけど、とりあえず、フェリーの近くまでは行っておきたい私たちは、皆さんとゆっくりご挨拶をして、(特にA尾さんとUちゃんとは、また金曜日にね、と別れました。)車を走らせます。雨は時々思い出したように降っています。霧も出てきました。
本州ではお目にかかれない、こんな景色ともお別れです。
晴れていたらきれいだろうなあ。
さて、フェリー乗船までの時間をどうやってつぶそうか、決めてはなかったのですが、エルビスの奥さまから、別府駅の高架下に市場があって、美味しいお寿司をとろ箱で売ってたりするのよ、と耳寄り情報をいただきました。でも、それは日曜だから休みかもしれない、じゃあ、鉄輪で地獄めぐりでもどお?とこれも詳しく教えていただき、話には聞いたことのある地獄めぐり、いっぺん行ってみよう、ということになりました。
8箇所共通券、というのを購入。フェスの共通券みたいなシステムになってるのでしょうか。
鬼石坊主地獄
灰色の丸い突起が坊主頭みたいだからでしょう。
足湯に入ってみました。私以外は靴下やらズボン上げるやらがたいへんなので、入りませんでした。ころんではたいへんなので(もう着替えがない・・・。)そろりそろりと半周ほど歩いて満足。
こんなものが売ってました。
海地獄、この二つはまあまあきれいでした。
山地獄。
岩の間から噴出する温泉
なぜかカバ。ここは動物園のようです。が、かなり前に終わっちゃってる感あり。
かまど地獄
粘土色の地獄とこの色がすぐ近くに混在する不思議。
でもやっぱり売店は終わって感満載。おばちゃんの店員二人がずっとお喋りしてました。Tシャツはなんと売り尽くしです。
鬼山地獄に至っては、この囲いの中以外は、何が地獄?
一面ワニの飼育スペースでした。チケットは8枚綴りで、それぞれの代表的な地獄の写真が写ってるのですが、ここだけは、ワニが写ってました。
白池地獄。ここは熱帯魚の水族館でした。ピラルクーの標本が干物みたいでした。
さて、車に乗りなおして、5分ほどドライブ。残り二つの地獄を見るのに、閉園時間まで余り余裕がありません。まずは有名な血の池地獄。
潔いシンプルさでした。血の池地獄以外はなにもありません。
ここでも写真を頼まれる、「いいひと」顔のT田さん。実はその前に、白池地獄でも、中国人ファミリーから撮影を頼まれていました。
最後は龍巻地獄、3~40分おきに、間歇泉が高く吹き上げるそうです。でも閉園時間まであと3分しかありません。「今日はおしまい。」って外に出されたらどないしよ。
大丈夫、10分ほど待ちましたが、無事吹き上げる瞬間を見る事ができました。T田さんは、「ここで一斉に5組くらいに『シャッター押して下さい。』て頼まれたらどうしよう」と心配していましたが、そんな事もなく、無事見物は終了。町おこしや広報などを生業としているT田さん、別府の名物観光地の衰退っぷりに、かなり興味をもたれたようです。外国人を始めとして、観光客は訪れているのでしょうが、動物園や水族館が、各地になかった時代とは違って、今はもうちょっと別のアプローチが必要なのかもなあ、と皆で話したのでした。
最後の二つの地獄は、必要最小限の施設でしたが、どちらも売店が新しくなっていたり、さびれた風情はなかったです。この辺り、詳しい方からまたお話を伺いたいものです。
マダム・エルビスご推薦の別府駅の市場、行ってみたものの、見つけられず(看板はあったのですが)時間もおしてきたので、諦めてフェリー乗り場に向かいました。
これが今日乗る「こばると」です。
フェリーで宿泊するのは初めてです。これまで乗ったことがあるのは、淡路島とか小豆島、せいぜい四国へ渡るフェリーでした。広い座敷にマットと毛布と枕が支給されてます。いよいよ出発。
船内探検で、すぐレストラン発見。これはさっさとご飯食べて寝ろ、ってことかな?
私のセレクションはちょっと変です。昨日の鶏が美味しかったので、タタキを。後は野菜が食べたかったのでもやし炒め、おでんはこれまた昨日の続きで、餃子は相方が欲しいかな、と思って取りました。そう、この食堂はカフェテリア形式です。色々美味しそうなものが並んでて、目移りしてしまいました。ひとつひとつはそうでもなくても、どんどん乗せていくとお値段も目を見張ります。
こちらは相方のチョイス。出し巻きは絶対外しませんね。刺身はビールのアテでしょう。冷奴もお酒がすすみそう。大分名物の鶏天。ビールが乗っていますが、もちろん私の前にもあります。写真を撮るのが早くて間に合わなかっただけです。
このトレイは、いかにも日本酒を飲めそうなおかずが並んでいますが、それをご飯と味噌汁で食べるY村くん。
こちらは、ビールのアテが並ぶT田さんでした。
きれいな夕空です。雲は多いけど、ほとんど雨は降っていません。
船内はこんな感じ。マッサージチェアに200円つぎ込んで、早めに就寝しました。
すると、よくしたもので、朝5時には目が覚めました。12時前に、来島海峡大橋を通過、と書いてあったのですが、外のデッキで高校生が歓声を上げているのを夢うつつでききました。瀬戸大橋の通過時間は1時何分、夢の中でした。でも、明石海峡大橋は5時10分通過、これは見なければ。
顔を洗ってカメラを構えて、
無事、真下を通過した証拠写真です。
全く揺れを感じず、ぐっすり眠りました。フェリーは定刻に南港に到着、前の車には大分ナンバーの家族連れ、夏休みだからUSJかな?通天閣で串かつかな?楽しいことがいっぱいあるといいね。私たちの休暇はおしまいです。新幹線で地元に戻り、出勤するT田さんを新大阪まで送って、荷物を家に放り込んで相方も仕事に向かいました。私は一日かかってこのレポートを書きました。あ~しんど、でも今週末、木曜日からは宝塚フェスだわ。売り物まだ全部できてないし、家の中はぐっちゃぐちゃだし・・・。さーがんばって片付けようっと。
大分の皆さん、楽しいフェスを本当にありがとうございました。
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