ひな菊の丘から

みわトシ鉄心&mountain mountains

1年と9か月前にデビューした、みわトシ鉄心。2021年の4月に聴きに行くはずが、大阪は緊急事態宣言でライブできず、延期となって6/5に京都gorey cafeでの開催となった。その時の様子はこちら、と本来なら書くべきところ、実はこの時のライブレポートは書けていない。写真を取り込んだところで終わっていたのだ。なんで最後まで書けなかったのだろう。いまも下書き状態で残っている、ごめんなさい!みわさん、トシさん、鉄心さん。

なので今回は書くぞ!一週間前にもお邪魔した大好きな『周』で、ゲストを呼んで隔月で行われるライブの第一回目。

1週間前も通った道をたどり、彼らがリハにも使っていてホームだと思っているという『周』へ再び。

開始前のステージ。見慣れない楽器が置いてある。一見、編み機みたい。いや、スチールギターでもない。大正琴だそうだ。

まずはみわトシ鉄心でマウスミュージックを1曲。曲名はさっぱりわからないのだ。

この日のゲストは、彼らがツアーで岐阜へ行った時知り合ったという、mountain mountains、生活に根差した音楽を演奏しているご夫妻とのこと。お二人を紹介するトシさん。

身長差がかなりある。チッチとサリーみたい、と言うとわからない人もいるかな。無添加のハム工房で働く夫とカフェを営む妻、ライブの夜泊めてもらい、お酒が入っていい調子で、全員でセッションしたとか。

ほとんどがオリジナル。大正琴をチェロのボウで弾きベース音を出す。

確かに地に足が付いた音楽という感じ。とても心地よくどこか懐かしく、そして力強い。農業についてや暮らしについてや、季節についてのうたが多かった。

声質は違うのだが、お二人の掛け合いの様子とか、歌の感じなど、ちょっとハンバートハンバートを彷彿させる、こんなこと言うと「違うわ!」と言われるかもしれないが。ハーモニカもいい感じ。

これもいい感じに撮れた。

最後に皆を呼んで、一緒に『教訓』とオリジナル曲を。

実は、たまたま彼の身内の方と席が隣同士になり、話が弾んだこともあって、休憩時間にCDを買いに行ったら、「お友だちを連れて来たのかと思いました」なんて言われてしまった。初対面だったのだけど。

大阪でのライブは初めてとのこと、地元ではイベント等に出演されているのかな。エンターテインメントとしてもとても楽しく、見せる聴かせるユニットだった。美味しいハムの話を聞いたり、そこへ行くまでの道のりの話を聞いたりするうち、恵那市にとっても行ってみたくなった。最も冬の間はやめといた方がいいらしいけど。

さて、次はいよいよみわトシ鉄心。ご本人たちも、『周』のナオさんも、「すごく進化してるよ」という話だったのでとても楽しみにしていた。

まずはトシさんからマウスミュージックの説明。なんかわかったようなわからないような、時々どこかへ行ってしまうのか、みたいな説明だったけど、本来楽器で演奏するダンスミュージックに歌詞を乗せて歌う、で合ってるのかな。速い曲が多いので、言葉を乗せる歌には向いてない、と言われていたが、これを極めたらラップコンテストに出られるかも、みたいな話もあった。

1曲目、タイトルが合っていれば、英語で書かれたDance to the Shadow

トシさん

鉄心さん

みわさん、バンド仲間のユカちゃんがすごく近い場所で聴いてたので、緊張するか?と聞かれ、ある意味家族より緊張すると答えていた。

2曲目は、スコットランドのうた。日本でも民謡でその系統のものがあるが、ウールを織り、布の目を詰まらせるために、何人もの女性がテーブルの上で石鹸水をかけてもむ、というその作業の時に歌う歌とのこと。

歌いながら合いの手を入れる、それを客席でやってほしいという、参加型の企画。このカタカナがその合いの手。

手拍子を取りながら、フ―リリィオフーオ、ロホーイオヒーオ、と合の手を入れる。ちゃんとやってるかどうか、みわさんが見てたらしいが、ダメ出しはなかったので、皆さんやっておられたのだろう。もちろん私もやってた。この曲は、みわさんが原語で歌い、続けて恐らく訳詞をトシさんが歌われた。

バグパイプ全般の説明(空気を入れたバッグを使い音を出す)から、100種以上あるその楽器の中で、これはイーリアンパイプスです、と話す鉄心さん。イールとはゲール語で、肘のこと。肘で操作するのでこの名前がある。ケルト音楽には重要な楽器だそうだ。

ふいごを使って音を出すので、息苦しくないし、歌も歌える、という訳だな。更に、ドローンと言う音を出す機能、メロディを奏でる機能、それに和音を出す機能も揃ったゴージャスな楽器であることを強調される。楽器のことを話し出したら、きっと止まらないんだろうな。どこの世界にもいるなあ、こんな人。

バグパイプの独奏曲を披露。

結成後、50本以上のライブをこなしているという彼ら、先日は東京1週間の過酷なツアーだったらしい。その間、ずっと泊めてもらったのが、60年代からずっとこの音楽の愛好家の方のお宅で、まるで合宿状態だったそうだ。その方から教えてもらった曲、水夫のうた。(シーシャンティというらしい)ポンプの排水作業をする水夫が作業中に歌う曲だそうだ。Leave her Jonnyを生音で。この曲の時は、みわさん、オトコマエらしい。

次はバラッドなので、キャラを変えてください、と言われたみわさん。日本語のフレーズが降ってきた、というトシさんが作詞した、『古い映画の話』。このうたとても好き。

みわさんのソロから始まる曲は、徐々にバウロン、ティンホイッスル、イーリアンパイプスが入って、マウスミュージックのメドレー。
次回の紹介は、タンバリンの田島さん、その制作者の島田さんのイベントの中で、彼らが一緒に演奏する企画だそうだ。

最後はまた声出し企画。リョウさんに持つ係をお願いして皆で歌う。One More Dayというシーシャンティ。お客さまで来られていた方に読んでもらい、みわさんが見本に歌い、客席も一緒に練習した。

One more day me JohnnyのmeとJohnnyはくっつけて歌う。ミジョニーって感じ。これも水夫の歌。シャンティマンという掛け声を出すだけのための人が雇われていたらしい。その人は一番の高給取りだったとか。

ハイ、本番。

みわさん、ギターもパワフル

ミュージシャン歴、3人で80年あるらしい。リハは周の4階で。最初はよちよちだったが、打ち上げにかける時間は長かったそうだ。アンコールにはもう1曲、シーシャンティの曲を。残してきた家族の立場で旅立った人を思う日本語詞は、あやのさんにぴったりだ、と。彼女のイメージは、待つ人で、みわさんは出て行く人、うん、そんな感じ。『祈り願い叶う』

こうやってライブは終了した。

u-fullのおふたりが来られていたので記念撮影を買って出た。

大地くんは写真を撮られる時笑顔は見せないのだそうだ。知らんかった。笑顔を強要したおばちゃんをお許しください。

帰りの電車は

ミッフィーちゃんが車掌さん。得した気分。

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