ひな菊の丘から

東成でスータコ

前日、関西入りした貴ちゃんこと辻井貴子さんが、河内長野のへのへのでライブしたのだが、タッキークラブと重なっていて行けなかった。デイジーヒルでも演奏させてもらった、大好きなお店なので、とっても行きたかったのだが最初からダメだ、と諦めていた。で、その翌日も大阪だということにしばし気が付かず、あ、翌日ならいけるわと思ったのが割と最近で、既に予約しているというまさこさんに追加の予約をお願いした。なので、貴ちゃんにも連絡はしないで行ったのだ。

会場は、新樂山、最寄り駅は緑橋。名前は前から聞いてたけど、初めて行くお店。まさこさんについて行こうと待ち合わせしたのだが、駅の出口を間違えたようで初めて見る景色だったらしい。グーグルさんのお世話になり無事到着。


なんか風情のあるお店やん。


開場になり、中に入ると、H田ママの驚いた声が聞こえた。「え~!?まさこさん、誰連れてくるんかと思ったらようこさんやったんや!」
貴ちゃんも驚いてくれたようだ。でも別に驚かそうと思ったわけじゃないねんけどなあ、遠方から来たわけでもないし。

ほぼ被りつき、真横みたいな席に着き、早速ドリンクの注文。ビールはトイレが近くなるからどうしようかなあ、と思っていたらグラスワインがあった。するとママのなおみさんが「ボトルもあるよ、あと1000円出してくれたら」と言われるので、まさこさんと顔を見合わせて、「じゃ、それで」とお願いした。H田ママのジンジャーエールと私たちのグラス、それに貴ちゃんと向かい側のY浅さん、E崎さんを借景に。


お隣のテーブルで、傘を広げてネコちゃんの画を見せていたお客さま。すてきな傘だった。


ライブが始まった。まずは貴ちゃん。めっちゃ間近な席、でも横顔しか見えない。パールヴァティでやった時の、後ろ姿しか見えなかったやぎたこを思い出した。


恐らく出たばかりのソロアルバムからの曲だろうと思っていたら、最初の曲はHard Times Come Again No Moreだった。正月早々、色んなことがあったので、という選曲だった。


続いては、やはり予想通り、『いちばんのうた』、『つま先立ちしてた頃』と続いた。彼女のオリジナルは、やぎたこで訪れた全国津々浦々で聞いた話からインスピレーションを貰ったものが多いが、『つま先立ち…』は自身の思い出から来たものらしい。

この日は楽器は少なめで3つ、か。並んでいるのはスーマーさんのギターとバンジョー。


『旅路』そして、CDに間に合わなかった曲、『おかえり』でいいのかな。


あれ?フィンガーピックが違う。大ちゃんピックがいい、って言ってたのに新しいの見つけたのかな?後で確認したら、ピックを入れたケースごと忘れてきたらしい。大慌てで楽器屋に行って買ったそう。「見つかっちゃいましたか。」って言われてしまった。でもあるあるだよなあ、楽器ケースを変えたり、カバンをいつもと違うのに変えたら大事なものをすっかり忘れてしまう、って。


持ち替えのタイミングで、帽子に付けたブローチが見えた。雑貨店の作品、ホントは別のブローチを付けてた貴ちゃん、気を使ってくれたかな。



間のMCでCDを作った時の話になって、「今回のCDには、私が最大10人分ぐらい入ってます。」と言う貴ちゃん。アナログにこだわる飯田のスタジオで作った話は以前も聞いたけど、人を頼るとすればそこに来ていただくことになるし、頼めなかったそうだ。やぎたこで培った人脈をフルに使うとすごいことになっただろうけど、それをしないのも彼女らしいなあ、と思った。


『記憶』は、聴く人が色んな受け取り方をするだろうけど、私は父の認知症がきっかけでした、とも言っていた。聴く人が自分のことだと思える歌を作れる、ってすごいこと。もひとつCDに間に合わなかった曲は『失敗いっぱいもう一回』、ねいろかふぇで聴いた時の絵本の話を思い出したりした。
The Water is Wideはもう版権がないのか、CDには『約束』というタイトルで入っていたが、これは日本語詞をつけたものは許可がもらえなかったんです、と歌ったのはキャロル・キングのYou've Got A Friendに彼女が詩を付けた曲だった。最後にアルバムのタイトル曲でラストに入っている『わたしのうた』をうたって彼女のステージは終了。


休憩時間にCDを買っている人もいたが、私たちは最後にしようね、と座ったままでいた。まさこさんがお土産に持ってきた、サインペンを渡しにいったら、こんな嬉しそうな顔で笑ってくれた。まさこさん、ええ選択やったね。


ワインは順調に減っており、アテは休憩時間にH田ママがメニューを書いたホワイトボードを持ってきてくれて注文した。


これはまさこさんのローストビーフ、これで500円はお値打ち!


私は鯛の子炊いたんと湯豆腐、どっちも美味しかった。


奥のかわいい土鍋の中身が湯豆腐、これはどっちも300円。


少しの休憩の後スーマーさんが始まる。


『古いフレイトトレイン』から『Spyglass』


バンジョーもギターも年季が入ってるなあ。


ギターの割れたところを金継ぎしたらしい。渦巻きがそれかなあ。


オリジナルの『遠くの星』、スペイン語らしき歌詞が入る曲、そして貴ちゃんがロック寄りのを聴きたいといったので、と『猫のような女』

バンジョーのヘッドに貼ってあるのは何やろ?


ギターのバックにはぎっちりとステッカー、側面にも。


関西は3daysだったらしいのだが、前の日は活力屋、その前はここ新樂山でライブペインティングの方と一緒にされたそう。Y浅さんはその時、スーマーさんの隣でペインティングを眺めていたそうな。
『酒が飲みたい夜は』、日本語詞のシャンソンなどでこちらも終了


少しの休憩の後、ふたりでやりますとのことだった。


とっても開始時間を間違えていたお客さまがあったそうで、3つめのセットは少しゆっくり目にスタートする。


和やかな談笑シーン


かと思いきや、打ち合わせをメモする貴ちゃん


確認するスーマーさん


テーブルの上にはH田ママが注文したほうじ茶の入った鉄瓶


ふたりでスータコ、始まった。貴ちゃんの歌う、Hobo's Lullabyから


『赤い河の谷』はスーマーさんの動画がいくつもあったけど、歯科衛生士の人が作った詩だそうだ。その方は自分では歌わないので、彼が歌っているらしい。


アイコンタクト中。


大好きな、『ちょいと寂しい夜の歌』にスーマーさんの歌詞でBarbry Ellen


そうそう、スーマーさん、シャツをホテルに忘れてきたそうで、僕だけTシャツですみません、と言われてた。


オートハープに持ち替えも。ブローチの入った缶はニベアのだった。洗うのたいへんやったろうな。


最後は大好きな『人生行きあたりばったり』アーニャの娘サチもこの歌大好き、って言うてたな。


真剣にこれは動画を撮ってるのかな?アンコールはこれもスーマーさんの歌詞でGood Night Irene


終了~



記念撮影をしているところ


目線は違うけど、近距離なのでアップは撮れる。


豊中から来られたスーマーさんのお客さまが撮ってくださった写真。


演者さんも入れて、右端がそのお客さま。どこかのライブでまた会えるかな?


かつてやなぎさんがスーマーさんについて話されていたことを思い出した。彼は全然弾き語りなんかじゃなかったんだよ、ロックだったし、って。そういうやなぎさんもじゃなかったですか?スーマーさんが同じバンドだった、って言われてましたよ。
とりあえず、この夜のお店にやなぎさんの気配はなかったなあ。そろそろ独り立ちも安心されてるのかなあ。
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