ひな菊の丘から

遠くのコロナ支援と近くのお店の閉店

ありがたいことに、我が家は全員、コロナ休業はなく、通常通り働いていたので、収入の減もなかった。これは本当に、たまたまのことで、その分リスクを冒して毎日街場に働きに出たり、日々、不特定多数の人と対応したりしていたので、必ずしもそれが良かったことではないけれど、少なくとも生活の心配をすることは一度もなかった。
ライブ鑑賞や音楽活動で、夜に出歩くこともなかったし、遠方に泊りがけで行くこともできなかったので、その分の支出が抑えられ、お財布はいつもより重い位だった。

一番心配だった、ライブハウスの存続、これはできる限りのサポートをしたい、と色んな企画に乗っからせてもらった。お世話になったお店、一度行きたいと思っていたお店、すべてではないものの、できることをやった。ドリンクチケット、CD、ストレートに支援金。

友人から教わったコロナ支援、全国の飲食店や食品関連の業者さんから、行き場を失くして困っている商品を購入。これは食いしん坊の私にとっては、嬉しい作業だった。北海道から海産物、九州から牛肉、滋賀のレストランからはケークサレ、娘からは高知のカンパチが届いた。微力ながらなにがしかのお手伝いができていればいいな、という気持ちで。







そしてもちろん、おいしくいただいた。



自粛が解除され、様々な対策を取られた店で外食をすることができるようになった。夜は飲みにも出られるようになった。でも、最近、近所を歩いていて思うことがある。正宗屋なきあと、ライブの打ち上げに使った沖縄料理の店に「テナント募集」の張り紙。もうずっと長いこと、シャッターが下りたままの近所のスナック(一度も行ったことはないけど)、ネットでも評判のお寿司屋さん、みんな閉まったままだ。
お店の常連さんたちは、色んな手段で支援をされたのだろうか、もしかして、コロナ関係なく、閉める方向だったのだろうか、テイクアウトのお弁当を買っていたら違っていたんだろうか・・・。
何が必要なことだったんだろう、考えてもわからない。哀しい。
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