平日だが、相方が休みだったのでドライブに行く事になった。(そのために休みを取った訳ではなく、講習に出ようと思って取ったら定員がいっぱいだったらしい。)どこでもええよ、行きたいとこ言うて、というので、かねてから行きたかった場所へ連れて行ってもらった。電車でならどこへでもひとりで行くけど、車でないと難しいところをピンポイントでお願いした。
なかなか遠いところだった。でも、吉野はもう少し遠いのかな。こちらへは、近鉄吉野線の「下市口駅」から路線バスで1時間、ただし、バスは本数が少なく要確認、との案内があった。
おっ!これがそのめったに来ないバスか?
おっ!これがそのめったに来ないバスか?
途中で曲がってしまったので、行先は違うようだった。
道の駅を見つけて入ってみた。
道の駅を見つけて入ってみた。
中にデイリーヤマザキの店舗があると書いてあったが、この店、普通じゃないぞ。おいしそうな弁当。奥に厨房があり、店内で食べるスペースもあった。
この道沿いにはBBQやキャンプができる場所がめっちゃたくさんあるみたい。
いたる所に案内板がある。
そして目的地に到着。
なんと!この先には温泉があるらしい。
山に囲まれた場所
由緒書きを撮る相方
日本遺産なんやね。
横の駐車場から入ってしまったので、いったん外へ出る。
鳥居からまっすぐ進み
天河弁財天を継承してきたのが柿坂家らしいのでその本家ということか。どこで撮ったのか覚えていないけど。
手水場
石段を上がって、拝所に向かうと、正面にあったのがこれ。神楽殿。
廊下がぐるりと取り巻いている。
太鼓、って見ればわかるか。
役行者堂へは別の石段を下りる。そこにあったのがこれ。
で、こちらが役行者堂
お百度石
五社殿と天石の説明
で、天石
と、五社殿
しっかり拝んで、天河弁財天を後にする。
帰りは少し寄り道するつもりで北上、飛鳥駅に到着。
ここにも道の駅、
この辺り、古代史もちょっとだけ得意なのでいいなあ。でも漫画かぁ。飛鳥には学生時代、合宿で行った。懐かしい地名がいっぱい。
駅前の広場にはレンタサイクルとか観光案内のみ、道の向こうに店舗があった。
これは高松塚から来てるのかな?
途中で予定に入れた今井町へ到着。
これは復元された環濠?
伝織田信長本陣跡
重要伝統的建造物についての説明
いくつもあるのだなあ。
ここは新しい、奥にお寺
春日神社(全国どこにでもある)の絵馬堂
もちろん新しいものもあるが、完全に字も消えて色も褪せた絵馬がたくさん奉納されている。天井近くには大きいものが。
天井がなんかカッコいい。
これは大相撲の番付表
こんな街並みがいくつか続いているのが今井町
豊田家、というのは何軒も軒を並べているが、分家がいっぱいあるのだそう。
ここもそのひとつ
本家が記念館を作っている。
紙半、とあるが、これは屋号で、紙を扱ったことはないそうだ。平日だったので人通りも少なく、カフェみたいなところも全部閉まっていて、「奈良やのに・・・」と思っていたのだが、
ここは係の方がていねいに説明をしてくださった。記念館は、道の両側に建物があり、こちら側は店の歴代の主が集めた収蔵品、蒔絵の印籠や
刀の鍔
この印籠は作者が有名らしい。
螺鈿の硯箱は清調のもの
高麗茶碗
これ持って走るとか絶対ムリ。
肥料問屋から両替商になった、豊田本家なので、この類の資料はたくさんあるようだ。
天秤秤も
はっしゃん!ヤコウガイやで!
朝ドラのロケ地でもあったようだ。『あさが来た』は両替商→銀行、その後生命保険、だったっけ?
こちら、だいぶ時代が遡っている。
和紙に墨跡鮮やかに書かれた記録は色あせず残っている。
ケースの外にあるこれらの資料、手に取ってもいいみたい。
屋号の紙半は、この人、半三郎の名前を取ってつけられたらしい。
花見弁当、お酒と肴を入れて出かけた。
蒔絵の重箱。漆の製品もたくさん展示されていた。
鉄漿道具、上の方は銀製?錫製?
鏡台
重箱とか文箱とか
刀(脇差)と刀掛け
歴代の当主さん、伊万里が大好きだったようだ。私も好きだけど。
艶やかなのが好みだったのかな。
色んなものが残っているようだ。大きな蔵があったんだな。
帯もみごとな刺繍
入ってすぐのところから撮った写真。展示の途中、「撮影はご遠慮ください」と注意書きがあったのだが、最初に説明してくださった方に「写真撮ってもいいですか?」と聞いたところ、「今日はいいですよ。」との返事。多分土日祝は混雑するからお断りしてるんだろうな。
ここからは向かいの本宅、ほんの5年前まで実際に住んでいた建物らしい。表の写真撮るの忘れたよ・・・。今まで見てきたのはコレクションとか仕事関係の展示物が多かったが、こちらは生活雑貨等を多く展示されていた。
アイスクリーム製造機、とか。ぐるぐる回して作ったんやろな。
ピアノも「弾いてみてください」とあったが、弾けないので写真だけ。白鍵は象牙だとか。
箱階段のところには、丁稚どんが。
総絞りの着物
番頭さんかな?
お雛さま
こちらにも古伊万里がたくさん
こちらは普段使いされていたのだろうか。
透かし灯篭
建物の模型、ドールハウスって言ってもいいかな。
別の部屋にもたくさんの展示があり、
月琴みたいなのがあったので、あれ?と思ったら、当主が作ったと書いてあった。
5年前までここには住んでいる人がいた、とのことで、床は張り替え、壁も恐らく塗り替えてあるが、この天井や梁は建てられたときそのままだそうだ。立ち入り禁止の奥の場所が台所で、そこで火を扱ったので、煤が天井までついている。
同じ器が大量にあるので、こちらは日常使いされていたものだろう。手前にはミニチュア
漆器もさまざまなものが使われていたのかな。
こちら側も、上がって近くで見ることはできたのだが、下から撮ったのでちょっと良くわからない。
器は本当にたくさんあった。
このあたりはちょっといいもの、なのかな。
丸いものは石燈籠の礎石らしい。
色々検索して行ってみたりしたけど、食べ物屋さんは全然見当たらず、しばらく路地を楽しんでからこの地を後にする。
こんなイベントがあるようだ。
天気予報では一日雨模様だったのだが、曇ってはいたけどここまで降られることはなく、いっときはこんな感じの空になった。
お腹が空いたので、柿の葉寿司のお店で食べられるところがある、と行ってみたら、今はレストランはやっていないそうだ。また振られちゃった。
大型バス用駐車場まであるのにね。
お寿司も、平日だからなのだろう、7種のお寿司とかは作っていなくて、ふつうの鯖と鮭のを買って、車中で食べようか、と言ってはみたものの、やはりせっかく奈良に来たんだからそれっぽいものが食べたいよ、天スタラーメンとかさ、と呟いたら、ここへ連れて来てくれた。
バースデーランチは彩華ラーメン。
柿の葉寿司はバースデーディナーになった。
道の駅で買った、あすかルビー大パック600円、フルーツサラダにたっぷり入れてもまだあったので、皆でつまむ。
これも調べて奈良の肉屋で買ったステーキ。
今回のドライブ、食については外れてばっかりだったけど、ずっと行きたかった場所にいけたのと、オマケの観光もなかなか良かった。