ひな菊の丘から

初めてのアンソニアカフェ

さて、よう歩いたしお腹も空いた。目指すお店はすぐに分かったので、並びのどこかで腹ごしらえをしよう、もしかして誰かに会うかも、と思って入った中華屋さんで声を掛けられた。なんと!出演者のあきちゃんだった。

ご飯をご一緒して同伴出勤ならぬ同伴入店。

出演者はそれぞれ準備中。ここはリハできないそうだ。そうこうするうち、お客さまも徐々に入店され、(前日にも会ったK子さんとT島さんは既にカウンターに座っておられた。)

既に飲んできたのでハーブティーを頼んだ人、似合わん!

時間になったのでライブが始まった。直前に駆け込みギリセーフ?

T内さんのご挨拶とバンド紹介から

最初はSのちゃんとK清くんのデュオ、Beer Goggles、

言うたらなんやけど、この二人の演奏はけっこう聴いてる。そして2曲目と3曲目がうちと被ってた。いやいや、やってるのは知ってたんだけどね。2曲目のFeel Like Homeはダイアナ・クラールがやってたのを聴いて、と言ってた。彼女キー低いもんなあ、男性と同じキーでも歌えるやろうけど、キー選びがたいへん、ってSのちゃんは言うてたな。

ベースを弾いたり弾かなかったりのSのちゃん

近すぎるのかヘタすぎるのか、かなりブレてる。

こちらはいつものカメラ目線。

アップで撮ってみた。デュオなのでゆっくりした曲ばかりだと変化に乏しいから、速い曲を、とLouisiana Saturday Nightを選んだのだけど、K清くんは嫌がるのだとか。ギターがしんどいから?

これがベースを弾いてない時の写真、かなあ。

The Seekersの曲も、ナンシ・グリフィスの曲もあった。ナンシの曲、Gulf Coast Highwayやったかな。彼らが最初にSeekersの曲を披露した日にそこのメンバーが亡くなった、という話をしていた。ナンシもまだ若いのに逝ってしまったなあ。

アンコールも終えてここは終了。

ドアと窓を大きく開けて換気タイム。

私は店内をもっと撮りたかったけど、ステージの奥はこれしか撮れなかった。

後攻は、Potluck Bluegrass Party、MCによると5年以上前から活動しているバンドとのこと。私はずっと、このバンドをちゃんと聴きたかったのだが、ようやく聴くことができた。

ご飯を食べながら聞いたところによると、できたきっかけは、このお店で行われていたブルーグラスのジャム会で、色々と変遷あり、当初からのメンバーはBjのT内さんとあきちゃんだけだとか。

どこで見たのか、それともSNSの動画だったのか忘れたが、あきちゃんの本当に気持ちよさそうに、楽しそうに歌っている様子が印象に残っていて、きっとすてきなバンド何だろうと思っていたのだった。そして、実際にライブを聴いて、それが正しかったことが分かった。

リン・モリスのSweetheart Darling of Mineから始まり、シエラ・ハルのBest Buy、曲の説明も英語を生業としている彼女らしく、ちゃんと内容まで分かりやすく話してくれた。「怒ってるみたいに聞こえたら嬉しいです」って。この元歌を知らなかった(基本私はすごーく古いうたしか知らないみたい。彼女のレパで知ってる曲ってほとんどなかった。)ので、聴いてみたら、ハルちゃんは高い可愛い系の声なので、怒っているように、と言われればあきちゃんの方がそう聞こえるなあ、と思った。

あ、そうそう、この曲はベースのI井くんのソロが飛ばされて(フィドルがエンディング弾いてしまった。)やり直ししたんやった。それも楽しかった。ブレててゴメンね。

メンバー紹介はクイズ形式で。まず、バンド内一のアスリートで、鶏に、ではなく鳥に詳しい人。(アスリートの時点で分かったけどブルーグラス関係者は答えないで、と言われたので黙ってた。)

この人。私は勝手にもーりん、と呼んでる。彼のコーラスは抜群!フィドルはもちろん歌もうまいしギターもうまい、アイリッシュもやってたんじゃなかったっけ?多才な人。でも野鳥に詳しいとは知らなかった。本人曰く、鳥の写真を撮るのが好きだそうだ。300ミリのレンズ、とか素子が小さいカメラ、とか話してたのでこんなブレブレ写真撮ってたら怒られそう。

その彼が歌うGotta Get You Near Me Blues、バディ・ホリーの曲かな。彼が言ってたブラザーズデュオのようなコーラスだった。

続いて、T内さんとfiddle & banjoのBig Sciota、離れてるので、後のメンバーは後ろに下がる。

次のメンバー紹介クイズ。この人は、怖そうに見えるが大のネコ好き、さて誰でしょう?

猫ふんじゃったをバンジョーで弾くT内さん。これはご存知の方が多かったようだ。

続いて3人コーラスのHeaven's Bright Shore,手練れ二人に挟まれて歌うあきちゃん、これがとても羨ましい。

続いてのクイズ、フェスではよく見かけてたけどLexingtonで初めて喋った”世界の”という冠が付く人は?という問いかけに、「もう二択やん」と言いつつ、これはほぼ全員が分かったのかな。前半でソロを飛ばされたこの人。

彼の二つ目の見どころが、この次の曲のコーラスらしく、どこで歌うの、と聞かれて「ここで」(奥のマイクのないところ)と答えたので、皆がセンターに呼び寄せたところ。

世界のI井くんのベースはワイヤレスだそう。赤いかっこいいベース、new gearかな?

続いては、あきちゃんの大好きな(と公言している)Ⅲrd Tyme Out のCottontown、I井くんは定位置に戻ったのね。

最後のクイズ、というかもうメンバーひとりしか残ってない。でも念のため。学生時代のバンド仲間が卒業と同時にいなくなってしまい、寂しい思いをしていたあきちゃんにとっては、恩人に当たる、という人。捨てられてた「私」を拾ってくれたそうだ。実はご本人は全く覚えていなかった、I嵐くん。

社交辞令だと思っていたのに、イベントの前日に「明日の休み空いてるか?バンドやるし来えへんか?」というお誘いがあったそうだ。おかげで私はまたこの世界に戻って来られました、と言っていた。

さてライブはあと2曲、まずはシエラ・ハルのFrom Now On、ハルちゃんと仲良しのT内さんの選曲だそうだ。

そして最後はKentucky Borderline,

アンコールの曲は曲名が長くて難しくてわからなかった。Grassなんとかで最後はBlueという曲。

そして換気の後、Beer Gogglesの二人と一緒に三曲、だけどK清くんが選んだ曲はSのちゃんの出番がなく、カメラ目線してるヤツもいたり。

こんな感じで演奏された。

後は全員で。

手ぶらで

 

楽しい、気持ちいいライブだった。ゆっくりクールダウンしたいところだったが、夜遅くなると電車の連絡も悪くなるし、ちょうど京阪で帰るというK子さんたちについて店を出た。ちゃんとご挨拶しなくてゴメンナサイ!

でも駅に着いたら、おふたりは北浜まで行くという。あっちゃ~逆やん。ではここで失礼します。ホームに人は少なかったなあ。伏見稲荷は昼間の駅なんやな。

お店のコースターも稲荷。しまった、キツネのマスコット人形の写真、撮るの忘れた。

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