我バランガイの木工所

 

 4月21日のマニラ新聞から  
 
出資トラブル
貸付金返還求め法廷闘争を約20年続けた邦人男性、「正義より金」正せと苦言

　コラソン・アキノ政権（１９８６～92年）末期に持ち上がった首都圏マカティ市内の
ホテル兼コンドミニアム建設事業で、出資をめぐるトラブルに巻き込まれた福住祐介さん(83)
パラニャーケ市在住、横浜市出身＝がこのほど、約20年間に及ぶ法廷闘争の末、貸付金の
一部を取り戻した。しかし、手元に戻った資金は、返還要求額の１割強、２７００万ペソだけ。
アキノ現政権が外国からの投資誘致を重要課題に掲げる中、福住さんは「（法廷では）裁判官、
破産管財人、弁護士がすべて敵になった。投資を呼び掛けるなら、正義よりも
金が優先される現状を正し、外国人投資家を公正に守る取り組みが必要だ」と苦言を呈した。

　ホテル兼コンドミニアム（28階建て、約２１０室）の建設費は91年当時、約６億５千万ペソ。
福住さんは事業主体の比企業（資本金１千万ペソ）に対し、
約２３００万ペソ（当時１億５千万円）を貸付金として出資した。また、各部屋は
個人投資家向けに１口90万～１００万ペソで分譲され、少なくとも20数人の日本人が
オーナーとなった。

　個人投資家らへの触れ込みは「94年に営業を開始し、毎月15万円の家賃収入が
ある」だったが、建設工事が実際に始まったのは94年。さらに、資金の不透明な使途や
政府系金融機関からの巨額借入、資金繰りの悪化などで工事は遅れ、営業開始直後の
２００５年には１４０億ペソの不良債権を抱えて破産管財人の管理下に置かれた。

　マカティ地裁で始まった破産・再生手続きで、福住さん側は、
当初の貸付金２３００万ペソに契約上の利子（年利７・５％）約20年分を加えた
総額約２億ペソの返還を求めた。しかし、同地裁や管財人は当初、
「全額は（リスクを伴う）投資で、返済義務はない」と返還を拒否。福住さんが
５年以上にわたって粘り強く交渉を続けた結果、２７００万ペソ（現在約５千万円）だけが
手元に戻った。

　約40年前、発電所建設の技術者として来比し、肝臓がんと闘いながら法廷闘争を
継続した福住さんは「（国内資本60％、外国資本40％という）出資制限規定がある限り、
（外国人投資家は）注意しないと会社を乗っ取られる。正義を求めて、約20年間で
弁護士費用などに数千万ペソを費やしたが、闘う場所（法廷）も汚れており、
むなしい思いをした。（部屋を購入した）日本人オーナーらの大半は泣き寝入り状態だ」と
警鐘を鳴らしている。                         　

                                                   ［2012年4月21日のマニラ新聞から]

　
 
　

　本日の日記

 　2012年　4月21日（土）　午前5時　晴れ　気温26℃　湿度75%

 

　昨日の夕方義弟・ダニロバランガイ..コンシハル(最小行政区.評議員）を伴い、

同じフランシスコバランガイに有る、木工所を尋ねる、2階の玄関に、下駄箱を、

置きたいので、注文しに出掛けたのです。寸法を測り、自分で作ろうと、試みたが、

苦労して変チョコリンの物を、作るより人件費の安い、木工所に頼んだ方が好いと、

結論を出したのです。現在下足は1階の下駄箱と、物置に置いて居たのですが、

いつの日からか、入口に無造作に、並べるように、なっていたのです。

本当は入口が狭くなるので、置きたくはないのですが、小さめの物を作って

貰う事にしたのです。バランガイの事を、良く知っているダニロに手助けして貰い、

木工所見学なのです。月曜日に出来ると云うので、品物を取りに伺いますが、

材料はマホガ二で、7千ペソ（約1万3千円）です。廻りを見回すと、欲しい家具ばかり、

自然の曲がりを、上手く利用した家具が、家が広ければ、買い求めたいのですが、

残念ながら諦めました。【笑】

 

 

　此の国の木材事情ですが、高級家具に使う材料は、何と云っても重くて硬い、

ナラ材ですが、近年法律により、伐採禁止されて居るのです。

昔は日本にも随分と、輸出された木材ですが、現在加工されるナラ材は、過去伐採され、

寝かせて有った物なのですね、そして今伐採されるのは、真っ直ぐ延び加工のし易い

マホガ二やランカなんですね、

 

　我バランガイの木工所

 

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