徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

マークスの山

2009年07月15日 | 読書
小説が好きな私だが、忙しい日々に紛れ図書館への足が遠のいていた。
久々の休みに、「あ、図書館!」と思い出かけた。
図書館のPCが4月にリニューアルされたので、入力されている個人情報があっているかどうか確認してくださいと言われて、ああそんな長いことこなかったんだと気づいた。
どおりでなんか酸欠状態だったんだ。
新聞の日曜版の小説と朝刊小説がすごく楽しみではあるけれどあんまりにも短いから。。

中学校の頃からずっと図書館に通っているけど、長女を出産した頃から何年間か映画と読書から遠ざかった。
数年たち、久々観た映画が「プリティウーマン」と「ゴースト」
思えばいい映画で再開できたこと!

読書は、もう難しいの、カタカナは読む気になれず、人間を描くものばかり読んできた。特に短編の名手と言う人たちの作品が好き。
何巻にもなるものは、最後に読んだのが佐藤愛子の「血脈」翻訳物では中国文化大革命前後を描いた「ワイルド・スワン」が最後かな。
血脈という本は小説家というものはここまで書くものかと思った。

食べ物に限らず、食わず嫌いがあり書棚から手に取らない作家がある。
この高村薫作品もそうだった。
しかし、少し前に一冊読んでから女性作家とは思えぬ、塩野七生女史のような才能の持ち主かなあと思った。

高村薫と言えば有名なのが「マークスの山」
新聞などで名を目にすると興味がわいたけど、なんせ長編で気合を入れないと・・
と言うわけでなかなか手にできなかったが、ようやくその時がきた。
昼はめちゃ猛暑でぶっ倒れそうだったけど、夜になり昼間からずっとヨシズの窓を開けているせいか、ひんやりとした風が入り、風呂上りの身体には扇風機で十分の心地よさ。
お気に入りのムアツ布団に洗い立てのシーツを敷き、本を読みながら転がる・・
ああ、至福の時だ。
旧暦では秋がじきに来る。旧暦は自然を暦にしている。
梅雨が明けると、風の中に一筋の秋の冷気が混じる。これほど心地よいものはない。

めがねなしで寝床で読むにはもう私の目には大活字本しかありえない。
今回はなんと4巻になっている。
あらすじも題名の意味も、何の先入観もなしで真剣に読み出した。
10時から2時は成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムだから、なるべく早く寝ようと思うのだけど、またまたついつい・・・
一巻を読み終わり、次に手を伸ばすのをかろうじて禁じ眠りについた。
本を読むとすぐその中に入り込んでしまう私は、知らぬうちに興奮していたのだろうか。夢の中で白い山を見た。
そして今朝はなんと5時前に目覚めてしまった。
早起き苦手なのに朝5時から家事をやり今日一日の余裕のスタートを切った。

夜が来るのが楽しみでしょうがない。



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3 コメント

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Unknown (久子)
2009-07-20 21:15:02
sakkoさん、雪女さんこんばんは。
毎日暑いですね。
汗いっぱいかきながら仕事しています。
お二人とも本すごいですね。
私は何も読んだことなくてだめです。
26日は残念ながら仕事です。
またお目にかかれることを楽しみにしていますね。お誘いありがとうございます。
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レディジョーカー (sakko)
2009-07-20 01:42:24
雪女さん
ほんと、この方って女性とは思われないですよね。
昨夜読み終わりました。ミステリーだとは思ってもみませんでした。
でもミステリーと言う分類かどうか?ですね。
とっつきにくいと勝手に思ってただけで、ほんとうにぐいぐいひきつけられました。
今度はレディジョーカーです。
題名からミステリーですね。
マークスの山の意味がそういうことか~って最後のほうにわかりました。

久子さんとお会いできるといいですね。今日、ぴろさんの絵を見てきたそうですよ。
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Unknown (雪女)
2009-07-19 21:44:18
ご無沙汰しています~
”マークスの山”もう、読み終えましたか?
面白そうですね~。
私も、随分前に”レディージョーカー”を読みました。余りの文章の切れの良さに、ずっと男性だとばかり思っていました。
最近、余り本を読んでませんが、”マークスの山”読んでみようかと思いました、彼女の本はグングン引き込む力がありますよね!
先日、”火天の城”の作者・山本兼一氏の講演に行って来ました~即、本も購入~これも読まなくては!
歴史作家って話がとてもおしろいです~。

ところで、久子さーん、”26日・京都”で、お会いできませんか?息子さんの事もお聞きしたいし~遅くなりましたが、デビューおめでとうございます。

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