直木賞 2006年01月18日 | 読書 ことしの直木賞は「東野圭吾」氏が「容疑者Xの献身」で受賞しました。 7度目にしての受賞です。 小説は登場人物の内面を掘り下げることが多いけれど、東野氏は「他人に見えるのは外から見えるぶぶんだけだから」を持論として、内面に深入りしない。 先週から「白夜行」がドラマ化され、結構よかった。 原作がしっかり描かれているとドラマにしても骨太になるようです。 少年時代に本を読まなかったという氏は、そんな . . . 本文を読む
「遠い蛍」・・・澤田ふじ子 2006年01月13日 | 読書 若い頃は時代小説というのは手に取ることがなかったので、この作家を知ったのは親友のお母さんがいつも読んでいたからです。 この作者は、私の母校の先輩です。 大学で京に行きそのまま京の人となったらしい。 それでもやはりふるさとは恋しいのか、小説の中には「尾張屋」とか「美濃屋」とか濃尾に近い地名が頻繁に登場します。 これは短編集で、どれもこれも珠玉のような短編だと思います。 短編の名手といえば私は「森 . . . 本文を読む