徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

7月4日に生まれて

2019年07月04日 | Cinema&ドラマ&劇&音楽
今日は7月4日。

この日には必ず
「7月4日に生まれて」という映画の題名が浮かぶ。
ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーン監督の作品。
プラトーンに続いての作品。アカデミー監督賞を受けている。

実話に基づいた反戦の映画で
主演は、ミッション・イン・ポッシブルと言えば彼という
トム・クルーズ。

アメリカの独立記念日に生まれた主人公が、ケネディ大統領の就任演説を聞き、自由主義を守るためにと、やがて軍隊に入りベトナム戦争に出征する。
そして、べトコンとの闘いの中で同じ隊の部下を誤射してしまう。
自分も打たれて、従軍牧師の前で意識を失う。
目が覚めたときには、下半身が全く動かないことに絶望し自暴自棄になる。

国は、戦争に送り出す時には英雄扱い
傷痍軍人になったら・・・

やがて彼は反戦運動にと・・

トム・クルーズは、この映画のために頭髪を抜いて薄毛にまでしたという。
すごい演技だった。

英雄扱いからみじめな男性としての不能の身体という現実。やがて自分が誤射した部下の家族の元を謝罪のために訪れた。
母親が「私は許さないが神はお許しになるだろう」という。

ベトナムではいまだに枯葉剤の影響があるという。
世界中どこにだって戦争に出張していく世界警察のような国アメリカ。

今またあぶなっかなしい状況に感じられる。

トムの映画の中で、私はこの作品は一番だと思う。
いつまでたっても忘れられない映画だ。



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