茄子の季節

茄子がおいしくなってきた。
茄子と油、味噌はバツグンの相性。

生活介護ヘルパーとしてで昼食作りにいく家で、春から、茄子がおいしくなったらと楽しみにしていた。
二週間ぶりで昨日伺った。今月からまた木曜に入るようになった。

3,4日前、ＴＶで中国の方が、なすの料理をやっていた。
茄子を焼くのは、おいしいけれど油がたくさんいると思っていた。カロリーを控えねばならない家族もいてそれがいやだった。

ところがその方は、皮をむいた茄子を繊維にそってたてに切り、これだけ？と思うような量の油で、弱火で時間をかけて炒めていた。繊維にそって切ると茄子の中の水分が出るというのだ。
「日本の方は誤解している。中国はみんなあんな強い火力でフライパンふってやっていると思っている。中国のお母さんは二本の菜箸でこうやってやっているの」と

白っぽかった茄子が、時間と共に火が通り、見るからにやわらかそう。

早速もう一軒の利用者さんの家でやってみた。すごい喜ばれた。
なるほど～～。これはいい。

茄子が油を吸うのを避けるように、水につけてから焼くというやり方をしていたが、これからはこのやり方でいこう。

昨日は、暑いからそうめんでいいよという娘さんに、「お母さん酢の物がお好きだからしましょうか？」というと「そりゃ喜ぶ。私は面倒でみんな買ってくるから」と。
冷蔵庫の中には、収穫したばかりなのか、輝くような立派な茄子があった。
スーパーのではなさそう。茄子も焼きましょうか？というとやってというので、炒めた。しょうが醤油で。
酢の物は、残り物大集合で、緑豆春雨、若布、きゅうり、栄養を考えて薄焼き卵も千切りにして和えた。

娘さんは週に三日も泊りがけで来てくださる。
幸せなお母さんだね。
わりに合わないヘルパーの仕事だけど、ご飯作りは本当に楽しい。
娘さんが、先月揚げてあげたえびとなすの天ぷらが本当においしかったと、何度も言って下さる。気さくな方でずっとおしゃべりしながらのご飯作りだ。