祈りを、うたにこめて

祈りうた(信仰くねくね  讃美歌「示し給え 歩むべきわが道を」)

信仰くねくね  讃美歌「示し給え 歩むべきわが道を」



 讃美歌の「神の時の流れの中で」(新聖歌333番)に「示し給え 歩むべきわが道を」という歌詞がある。
 これは信仰に迷いが生じたときの思いでもあるが、信仰をもたないひとでも、人生に迷いが生じ、この先どうしていったらわからない、ということがあるだろう。仕事でも、家庭でも、友情でも、恋愛でも、近所づきあいでも、体のことでも、お金のことでも、くねくねすることは山ほどある。
 そんな心細くなったとき「歩むべき道を示してほしい」と切に思う。今ぶつかっている「躓(つまず)きの石」、この石の理由や原因が何かがわからない。自分が及ばない解釈のしかたがあるのだと思うから、それを教えてほしい。できるなら、どうしたらその石が取り除けるか、良いアドバイスももらいたい。―そう願う。
 もし信仰があれば、そう願い、祈る相手は神である。信仰がないひとの場合は、パートナーや親友、良い上司や先輩、信頼している先生やコーチだろうか。医師やカウンセラーに助けを求めるひともいるだろう。本を読んで、そこからヒントや答えを探ろうとするひともいるかもしれない。
 あなたも私も、毎日毎日必死の思いで、緊張に満ちて生きているわけではない。楽しむ日もあり、緩む日もあり、休む日もある。けれどある日、人生がぐらぐら揺れたとき、かなしくてたまらなくなったとき、せっぱつまったとき、ーそんなときもあるにちがいない。壁が目の前にそそりたつ、そんなときが。
 そういうときは、大声ででも、うめいてでも、「示し給え、歩むべきわが道を!」と叫んでいいのだ。「フウー」という、声にならない溜め息だっていいのだ。われら弱き者なれば。


神の時の流れの中で(新聖歌333番)

示し給え 深い主のみこころを
御神(みかみ)の時の 流れの中で
すべては 益となりぬ

示し給え 歩むべきわが道を
御神の時の 流れの中で
すべてを 感謝しつつ






★たんぽぽの 何とかなるさ 飛んでれば 
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。


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