しあわせの歌 しんぱいしなさんな
1
「しんぱい」と「しんらい」 一字違うだけで心の向きはさかさまになる
あしたは今日より先に来ないと何度も呟きながら つい不安が先走る
「わたし」は悲劇の主人公とばかりに思い込む それは間違いと気づきながら
せいかくと環境が育てた心配性の自分 囚われの身から解放されたいな
2
しんぱいの先取りなんて そんなせっかちな事やめたらいいのに!
あすの事は明日が思いわずらう* そう聖書に書かれている
わたしの心配は手放せないなんて ケチなこと言わないで
せえの! で、青空に放ってごらん 大きなグローブが待ち構えているよ
*新約聖書「マタイの福音書」6章34節―明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。
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取り越し苦労って、結局損です。先取りしても楽にならないのです。そればかりか、よく分からない明日の苦労を今日のうちに背負うのだから、明日は二倍の苦労を背負うことになってしまいます。
そんなとき、聖書の神さまは「心配しなさんな」と言われます。わたしがみんな背負ってあげるのだから、自分が自分がと我を張らないで、―自分ばかりが苦労していると思い込まないで、わたしに身を預けなさい、そう言われます。「神さまに甘え上手になりなさい」と。