蔓3
なんと地を這(は)う奴がいる
泥の汚れも雨の溜まりもおかまいなし
人が踏むのも犬のおしっこも何のその
生きるぞ生きるぞ そう言って這っている
天を素手でつかもうとする奴もいる
辺りにすがれるものはないから
空気だってつかむぞ
つかんで生きるぞと両の手を伸ばしている
弱虫にもプライドがある
―いのちは丸ごと預けた お任せする
そう言い切って 胸張って
そいつの流儀で明日へ向かう
●ご訪問ありがとうございます。
蔓を見ながら散歩する毎日です。いろんなことを教えてくれます。弱さは強さにひっくり返りませんが、たくましさにつながっていくと思います。たくましさは、いまの私に迫ってくる力です。