葉っぱの童話1―わたしがいちばんきれいよと こちらの葉っぱが自慢した―ぼくがいちばんおおきいよと むこうの葉っぱが自慢した秋がすぎて冬になったきれいな葉っぱもおおきな葉っぱも 地に落ちて犬にふまれた2 落ちるときは最後がいいなと 葉っぱが枝の先でつぶやいたそうでなければ最初がいいなと 葉っぱは考えをかえたある晩 風がはげしく吹いた朝になると 公園は葉っぱだらけになっていた◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。