ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

ラーメンは偉大なり

久しぶりに特集タイトル「大人の麺ライフ案内決定版 40歳からのラーメン」に惹かれて「dancyu」を買ったのであります。中身は、想像の通り歳をとるとこってりからあっさり、流行より慣れた味への回帰ということで、あっさり系、伝統の中華そば系醤油ラーメンがメインで紹介されているのでありますが、この中に地元の荏原中延にある「井田商店」が出ていたのであります。

この写真は昨日のもので営業中でした。

荏原中延と言えば、超人気店「つけ麺の多賀野」がありますが、まさかそのすぐそばにこんな店があるとは思っても無かったのであります。少なくとも1ヶ月に一回は、ジョッギングで通る道なのでありますが、知らなかったのであります。実は、ネットで見れば相当数の検索数が出てくる去年6月に開店していた店なのでありますが、ちょうど店の反対側斜めが多賀野で、ついついそちらの行列を見てしまうので、失礼ながら眼中に入らなかったのでありましょうか。

こちらも昨日の営業終了直後のお姿

しかし、ラーメン屋さんという事業に関して言えば、相当の成長産業化しているのではないかと思うのでありますって、いまごろかよ、って怒られそうでありますが、新規開店というのが多くて、かつ結構続いているということは、ラーメン人口が相当に増えているのではないか、それに貢献しているのが、インターネットではないのかと思うのであります。
ラーメンに関しては、当然ながら単価が千円未満でありますから、集客力が重要になるのであります。ゆえに人の多い立地が有利なのでありますが、新規開店の店は、当たり前のように家賃の安い郊外への出店となっています。郊外で成功して、都心に支店を出すという戦略を誰もが目指しているのであります。これが出来る背景は、インターネットの圧倒的な情報量からくる興味喚起力、ネットでラーメン王になれば一冊の本が書けて、ラーメンを提供する側もされる側も双方にメリットがある事業モデルと言えるのであります。
もともとマニアが多く、かつもともと口コミで「あそこ美味しいよ」という広がりで成り立っていたので、そこにネットが与えられたことで、ホームページを主宰する人がでて、最初は新しいラーメンを発掘する人がネット上にどんどん情報をだしてくれて、それにフォロワーがつくことで、極めて健全な情報更新サイクルが出来て、平均点以上であれば商圏は地元だけではなくて、首都圏レベルや観光ということでは全国に広がるという事例はご当地ラーメンで実証されているのであります。
ということで、本日井田商店へ向かったのでありますが、なんと入り口に本日定休の札が出ていたのであります。ありり、dancyuには月曜と第三日曜休みと書いてあるのに、なんということでしょう。というわけで、井田商店を諦めて帰ろうとふと見れば、今はつけ麺で有名な多賀野の行列が短そうなので、初挑戦で原点である中華そば&煮卵を食してきたのであります。お味は予想通りでしたが、ちょっと塩味が強かったのが印象的なのでありました。
さて、井田商店へはいつ行くのでありしょうか?

コメント一覧

ほいほい
年間咲いたしょう
話題は全然違うけど、そろそろ桜の季節ですねぇ。今日、桜の木を見ましたが、芽が大分大きくなってきました。ということで「桜ラーメン」の話ですが、本当にあるのですね。ググってくださいね。
日本活字食品研究会会長
ラーメンは偉題なり
「初代林家三平さんに、三軒並んだラーメン屋の小咄がある。右端が『日本一うまい』と看板を出すと、左端は『世界一』できた。困った真ん中のおやじ、寝ないで考えたのが『入り口はこちら』」
いやいや、おとといの「天声人語」の書き出しでございますよ。どんな政治経済ネタにつながるのかと思っていると、博多ラーメンや大勝軒の会長の話になって、あれれ、「どんぶりの中に広がる、数百円の小宇宙よ。日本人の舌は、つくづく勤勉だと思う」で終わっていました。
ラーメンって、すごーーーーい!
きっと、活字になる食べ物では年間最多勝でしょうね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「B級グルメ相談室」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事