さて、呆けた頭に一番効くのが、頭の上を巨大な物体に通り過ぎていただくことである。それも、自分も乗ったことのあるが、なぜこんなものが宙に浮くのか不思議な巨大物体が頭上、100mくらいを轟音とともに通り過ぎていくと、脳みそが正常な反応ができなくなり、ただただ口を開けて見とれるばかりとなる。それが飛行機というものであると分かっていながら、そのサイズと音で感覚を麻痺させられる。たぶん、周りの人もただただ見上げているのである。ほぼ1分間隔で襲ってくる巨大な物体は、ある意味、麻薬のような効果を与えているのでないか?自分を含めた人々は、一機が通り過ぎるごとに何かが起こることを期待してるように思われる。それは、事故ではない、たぶんその飛行機という物体を操っている人が自分の真上を通り過ぎる時に、翼を振ってくれたら、窓に人が見えるかな、などとあり得ないが一機、一機と一対一のコミュニケーションをしているような感覚に陥るのである。
そんな体験を出来る場所が京浜島である。写真のようにほぼ自分をめがけて飛行機が向かってくるという気持ちになれる場所。通り過ぎていくオブジェクトが人と旅と人生を乗せている不思議感を味わえますわ。明日、飛行機療法をして狂った曜日感覚を直してこうかしら。直る訳無いか。
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