というわけで、小樽探求アカデミーの忍路環状列石群の第二弾は、地鎮山環状列石でありまして、ここは、すぐそばに真打ちの忍路環状列石がるのものでありますので、ちょいと遠慮気味に看板も立っていたりしておるんであります。ましてや、幹線道路からの入り口に看板はあるものの人の家に入っていくような感じで、ついついハンドルを切りにくい場所なのでありますが、遺跡そのものは先の西崎山と忍路の中間の形態というべきものとワタクシは確信するものでありますが、ワタクシの確信は革新ということもあり、従来説とは相容れない勝手な想像であることは読者の皆様は当にご存じだと思うのでありますが、「意見には個人差がある」ことをご注意いただきたい所存であります。
さて、こちらへのアプローチは駐車場なんてもちろんありません。一車線分の農道をコトコトとクルマで上がっていくと突然に案内柱が現れるのであります。こちらはややスリムな柱でありますが塗装はまだまだ綺麗なのであります。
しかし、ここにクルマは置けないねってことでしばらく上がるとなぜかクルマ一台分のお誂え向けの駐車スペースがありまして、本当は置いてはいけないのでしょうが、入れてしまいましたのであります。
遺跡は標高50mの地鎮山の山頂ということで、クルマの位置からは約30mくらい結構きつい登りですが、ちゃんと階段状に整備されているのは西崎山同様さすがに道指定史跡であります。
さて、登り切ると山頂に約10m程度の円形に西崎山よりも大きい石がゴロンゴロンと12個並んでいるのであります。
と言う意味では、ストーンサークルっぽいのでありますが、石は大きくても1mくらいで、おおおおっていう感じがないのであります。石の大きさ、形や角度に意味があるのかとみてもどうも意味を見いだせないのであります。
さらに「なんだぁ?」と思わせるのは入り口からみて右側によったところに崩落防止のために四角いコンクリートで囲まれた穴があるのであります。中を見ると、丸い川石が敷き詰められていて解説によるとここに遺体を埋めた場所ということで、こちらも墓所であるということであります。しかし、この穴はちょいと興ざめ。正体見たり枯れ尾花というかんじでありまして、ミステリー感、不思議感をそぐものでありますな。なんとか、他の方法で保存はできないのでありましょうか?どうも枯れた露天風呂の風情でありまして、とても遺跡という雰囲気がないのであります。
この地鎮山には、まだ、いくつか小さなお墓があるそうであります。
さて、西崎山、地鎮山とも山の上に作られたお墓でありますが、縄文時代も生活圏から離れてたわけでもなく、「じっちゃんの墓でもいくべ~」って感じで聖域という制限はなかったような気がするのであります。墓は山のうえと決まっていたのでしょうか?ここが問題なのであります。次回は、いつになるかわかりませんが、いよいよ忍路の本格環状列石へ舞台を移すのであります。
あ、ここにも片栗の花がありましたので、パチリ。
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