ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

ほいとぼのブラ街歩き:銚子電鉄は調子いいだけじゃない!楽しさ満載。オヤジの休日。

ほいとぼのブラ街歩き:銚子電鉄は調子いいだけじゃない!楽しさ満載。オヤジの休日。

銚子鉄道(以下銚電)は、醤油の街・銚子駅から外川駅までの6.4kmの単線電化のローカル線であります。地方ローカル線が人口減少などで経営危機になっているけど、この銚電もご多分に漏れず赤字でいつ潰れてもおかしくない。この2期は黒字化しているがいつ危機が来てもおかしくない。そんなおかしくない会社がお菓子を作って経営危機をなんとかしのいでいるのは有名なお話ですよね。

知らない方にちょっとだけ。17年前の平成18年に社長の横領や補助金打ち切り、国交省監査での改善命令とかで倒産の危機になったとき、ネットで「ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです。」と呼びかけたら、あっという間に1万人が購入。さらにそれがマスコミに取り上げられて、爆発的な売上で奇跡が起きたのです。それ以降、さらにタレントタイアップや駅名ネーミングライツ販売、売れるものは音でもと列車音などや線路のバラスト(砕石)の缶詰など。また、YOUTUBEチャンネルなどに社長や運転手、車掌さん他社員が出演して、楽しさを伝えるなど。開業100周年の一年前から黒字化達成。22年度は過去最高の売上で2年連続黒字達成し、念願の新車両も発注し来年から走る予定など、最近はいい調子なのであります。ご同慶のいたりであります。

銚電を語る上でのキーマンは社長の竹本氏で、このひとのリーダーシップとアイデアでぬれ煎餅だよりを脱却しようと「うまい棒」ならぬ経営が「まずい棒」を出したら、これもヒット。「また、電車を止めるな!」という映画作りなど、たえず、話題作りをして飽きさせない「エンタメ鉄道」を目指している銚電なのであります。

というわけで、10月に一年ぶりに行ってきましたが、お客も多く、なんとインバウンドで欧米系の方も来てるなど。電車車内も立ち客が目立ちましたよ。これで来年、南海電鉄から買った新車(中古だけど、銚電には新車同然)がブームを呼べば、さらにお客は増えるだろうと思うのであります。料金は1日乗車券で700円。往復運賃と同じなので、途中下車するなら絶対お得。

銚電の楽しみ方:

①駅名標を楽しめ:駅名命名権を売っているので、面白い駅名が。一例が、正式名称は「笠上黒生(かさがみくろはえ)」駅を「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」駅で、ネーミングライツを買ったのは、もちろんスカルプケアの会社。社名を出さないところがおしゃれ。

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②社員との交流を楽しめ:地元に溶け込んだ鉄道ということもあり、運転手や車掌さんとも気軽に会話ができるのが良いね。運転手兼車掌の袖山里穂さんは写真集まで出した人気者。私も一緒に写真撮らせてもらいました。

③沿線観光地を楽しめ:銚子駅周辺は醤油の有名ブランド、ヤマサ醤油がある工場映え。仲ノ町駅はヒゲタ醤油工場と銚電の検修庫兼車庫。次の観音駅は、その名の通り1300年の歴史ある古刹圓福寺飯沼観音の門前町もあり、飲食店が多い。特に銚子ラーメンの店が集中している。などなど。メインは犬吠駅。言わずとしれた犬吠埼灯台のあるところなど、自然の景観からうまい食事ある6.4kmである。

 

④ネットも楽しめ:銚電の「激辛チャンネル」やフェースブックなど色々な情報が発信されているのでこれもお楽しみになりますぞ!

みなさんも東京からすぐ近くの頑張っている「エンタメ鉄道」にぜひ行ってみてください。きっと応援したくなる、銚電ファンになりますよ。

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