本年2024年に生誕130年を迎える「吉田(旧姓五島)鉄郎」の生家(富山県南砺市福野)の「五島家放れ(設計:吉田鉄郎 竣工:1923)」が解体の危機を向かえています。
その危機を回避するため、地元の(一社)福野アソシエイツで、建物存続のためにクラウドファンディンクを行っています。
建築資産として残したいため、皆様、ご支援のほどよろしくお願いします。
写真①
その危機を回避するため、地元の(一社)福野アソシエイツで、建物存続のためにクラウドファンディンクを行っています。
建築資産として残したいため、皆様、ご支援のほどよろしくお願いします。
写真①
吉田鉄郎(逓信省営繕課にて)と福野郵便局(現存しない)® NTTファシリティーズ
五島氏離れ(1923) ® (一社)福野アソシエイツ
建物解説
吉田鉄郎の初期の作品に長兄・五島寛平が局長をしていた富山県福野の郵便局舎とその離れ、授眼蔵図書館がある。
木造2階建ての郵便局舎は、吉田の初期作品に見られる破風が使われ、窓枠とバルコニーが特徴的な洋風の建物であった。
その離れの建物は、一見どこにでもある和風木造建築の建物のように見えるが、2階にある和室の上部と通路の窓には採光用の欄間を設け、できるだけ日射を取り込む設計であった。
この地域の冬の天候を強く意識したと思われる。
郵便局の木造局舎は売却後に撤去されたが、この離れは隣地まで曳家されることになり現存している。
■クラウドファンディンクサイト
https://readyfor.jp/projects/fukuno
■締め切り
2024年6月28日(金)まで
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