画題 建築家国方秀男の詩
石州和紙に油彩、大きさ600㎜×730mm
東京支部 倉橋潤吉氏 の 作品
コメント
建築家国方秀男へのオマージュである
国方さんの傑作、昭和36年日本建築家学会作品賞に輝いた日比谷電電ビルが、建て替えられることを知り、描き残したいと思っていた。
DKKの絵画同好会「みなづき会」が50回展(2019年5月20日~25日)を最後に終焉することになり、会の発足メンバーでもあった国方さんを描くことが、その出品作品に最もふさわしいと思い描いたものである。
国方さんの肖像を中心に、日比谷電電ビル正面、印象深い階段室の泰山タイルの壁面、画面右上に大智寺本堂(埼玉県坂戸市に現存する真言宗寺院、昭和39年完成、昭和40年度日本軽金属協会賞受賞)を配し、国方さんが考える逓信建築の伝統―その時点、時点において現代建築の本質を正しく理解し。これを追求しその結果を正しく具現化することーをまさに具現化された「詩」として描いた。
2020年5月25日
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