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逓信建築竣工100年建物(旧下関電信局電話分室と旧門司郵便局電話分室)視察(2024年3月7日,8日)のご案内

2024年02月07日 | 事務局より
NTTファシリティーズ OBで 構造計画研究所 吉岡康浩さんから 
山田守の設計ではないかといわれる「下関田中絹代ぶんか館(旧下関電信局電話分室)のデジタルツイン体験会」のご案内が 沖田相談役(前会長)を通じありましたので 会員の皆様にお知らせします。
参加希望者は各自直接見学建物に連絡してくださいとのことです。
旧 下関電信局電話分室(現 田中絹代ぶんか館) 
3月7日(木)14時より現地集合
下関市田中町5-7  
電話 083-250-7666
https://kinuyo-bunka.jp/   田中絹代ぶんか館
https://www.japanheritage-kannmon.jp/bunkazai/index.cfm?id=33   日本遺産 関門"ノスタルジック"海峡
旧 門司郵便局電話分室(現 門司電気通信レトロ館)
3月8日(金)10時より現地集合
北九州市門司区浜町4番1号
電話 093-321-1199
https://www.ntt-west.co.jp/kyushu/moji/facility/   門司電気通信レトロ館
オプションとして
映画にご興味ありましたら門司の 旧大連航路上屋の松永文庫、門司レトロの各建物など、ご視察いただければと思います。
https://www.mojiko.info/spot/index.html  門司港レトロインフォメーション

以下 メールより 引用
本年3月8日に下関田中絹代ぶんか館(旧下関電信局電話分室)のデジタルツイン体験会を予定いたしました。
ご案内は、7日に下関の建物視察、8日の午前に門司電気通信レトロ館の視察、また、映画にご興味ありましたら門司の 旧大連航路上屋の松永文庫、門司レトロの各建物など、ご視察いただければと思います。
※山田守は本年、生誕130年にて現存する最古の建物と判明いたしました。
※添付のマップの場所は、高倉健の最後のロケ(映画あなたへ)の地となります。
関門まで少し遠いですが、電電OBの皆さんをお誘いあわせの上、OBの集まりの場や記念の旅として、ご参加いただければと思った次第です。
※二つのそれぞれの建物の館長に見学に関しての許可をいただいております。
※郵政OBやKDAの皆さんにもご案内を予定しています。
同様にして、F九州に案内を入れるのが先と考え、設計の山元さんや現役のみなさんに案内しており、7日はそれなりの人数になるのかなと思っています。
ご検討いただければ幸いです。

株式会社 構造計画研究所
建設DXマーケティング部
吉岡康浩



 旧下関電信局電話分室と旧門司郵便局電話分室は、建物竣工から100年を迎えることになりました。これからもこの2つの逓信建築の建物は存続していくものと思います。
 外観デザインは違ったように見えますが、建物に収容した共電式の交換機や設備は同じであり、要求される建物の機能は同じものとなります。建物竣工100年のこの機会に下関と門司の2つの建物をご視察いただき、比較することで何が同じであったのか検証されてみてはいかがでしょう。

■逓信省営繕課の設計者
旧門司郵便局電話分室の設計は山田守であると本人申告にて判明しておりますが、旧下関電信局電話分室は不明のままでした。分離派建築展(1921年10月20日-24日)で「ある電話局の草案」を山田守が発表していたことから、この建物の設計は山田守ではないかと言われております。あらためて過去の文献を調査したところ、分離派風の局舎(小樽・福岡・下関)の設計には、どうやら山田守が関与していたことが判明しました。逓信省営繕課という組織建築ゆえのことです。また、この2つの建物の建設中にあった1923年(大正12)9月1日に起きた関東大震災が起因し、今までの標準設計の考え方では立ち行かなくり、建物の構造体を強化した震災復興型の標準局舎の設計へと変遷することになります。なお、震災復興型局舎の設計の基本構想は和田信夫が行い、実施設計は外注(渡辺仁、渡辺節、木子七郎、内藤多仲)により生まれ、それを標準にした震災復興型の局舎は、大分(設計:上浪朗) と別府(設計:吉田鉄郎)を残し、すべてが解体されました。





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