初回の84年のデビットリンチ制作の映画を見た時の衝撃を覚えています。
その時は、スターウォーズと似たような映画かなと思って見たら、
ストーリー的には似ていましたが、流石、デビッドリンチでした。
派手さは無く、暗い、埃っぽい、地味な雰囲気が、
精神的な倒錯感を醸し出していたのを思い出しました。
あの時初めて見た、
主人公役のカイルマクラクランの美少年ぶりが衝撃的でした。
今回のティモシーシャラメも、息を呑む美少年です。
今になってリメイクをして映画化しようとしたのは、
CGの技術が、この壮大な物語に追いついたからでしょう。
ストーリーとしては、序章中の序章で、
次から、やっと本章に入っていきます。
一体、いつになったら始まるんやです。
とにかく、圧倒的な映像美と、音楽、音響がメインで、
それを楽しむ為の映画です。
これから、4D映画になっていく為の実験的な作品かもしれません。
84年時点での、もう一つの主人公でもある、
圧倒的で絶望的な巨大サンドワームの感動が、
今回また見れる楽しみを、裏切りませんでした。
しかし、ここ最近のハリウッド映画は、日本をリスペクトしているのか、
人間の戦いは、刀だらけになってきました、
デューンも御多分に漏れていません。
ここだけは、日本人としては、いいような悪いような複雑な気持ちです。
まあ、スピルバーグのスターウォーズからして、
にっぽんリスペクトでしたからね。
次回作から、やっと本章での、サンドワームと帝国軍の戦いが楽しみです。
もしかして、この序章を20年ごとにリメイクしていくだけかもしれませんが
それはそれで、最先端技術を使って変わっていくのも、
面白いかもしれません。