昨日のNHKで、久しぶりに、
「世界はほしいモノにあふれてる」の番組を観ました。
イタリアの世界遺産と、工芸品です。
司会は、歌手のJuJuさんと、俳優の鈴木亮平さんです。
やはり、イタリア7はデザインの国です。
日本人では、できない色使いが有ります、
とにかく、色の組み合わせが絶妙です。
昔の日本の車も、イタリアからデザインを貰って造った、
かっこいい車が有りました。
いすずの117クーペとか、ジェミニとか、トヨタのセリカXXとか、
とってもカッコ良かったです。
なのに、何故か、デザインを貰わなくなり、おごりが出てきたのか、
どんどん個性が無くなり不細工になっていきました。
最近、日本でも流行り出した、ハンドクラフトの万年筆とか、
ガラスだけで出来た、インクぺんとかの工房を紹介していましたが、
凄く綺麗でカッコイイ。
手に持っているだけで、ワクワクしそうです。
字を書くのは、平面の二次元でしかないですが、
ペン自体が綺麗な三次元の立体だと、字の線が、
そのままペンに繋がっていき、
三次元の宇宙空間に辿り着くように感じます。
そのようにペン一本で、心が豊かになれる。
私は、高校の選択授業で一番楽だと思って、美術を取りましたが、
美術の先生は、油絵とか、エッチングとか課題を出すだけで、
技術的な事は、ほとんど教えてくれない、いい加減な授業でした。
それでも課題だけは、しっかり全部出し、
ゴム版画では、神戸新聞のコンテストで、
佳作まで取ったのに、通知簿が5段階の2が付きました。
たぶん、よほど嫌われていたのでしょう。
騒ぐとか、悪い事は何にもしていないのに。
エッチング版画の時の課題は、何故かシュールレアリスムでした。
私は、シュールレアリスムの代表のサルバドーレダリが好きで、
その絵をよく見ていて知っていましたが、ほとんどの学生は知りません。
それでも私は、幻想的で奥行きの有る、シュールな構図で制作し、
なかなかいい出来の版画が摺れましたが、先生には全く評価されず、
勝手に、「凡人には、天才は評価されないんだ」と、憤っていました。
どうも、子供の頃から、周りが大人だらけの中で育ったせいか、
目上の者を素直に尊敬する事ができなくて、
白けた目で見てしまうのがばれたのでしょう。
それ以降も色んな所で、損をしてきました。
だからこそ全ては、ザマアミロなんです。
自分さえ、楽しければいいんです。