馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

職人の魂が光る。

津高の風呂でころんで
肋骨を折った。
力仕事ができない。
つらい。
風呂掃除も、命がけ。
(……毎日ヲ生キ延ビルタメ二命ガケデ戦ッテイル<自分の戦場>デ負傷シタ!)
なんて、
誰にも言えない。

医者は安静にして寝てなさいと言ったが、
寝てるほうがむずかしい。
寝返りがうてない。
それに時間がもったいない。
一日は長いが、人生に残された時間は長くない。

痛み止めを飲んで寝てる暇などない。
もらった薬はぜんぶゴミ箱にすてる。
3年前の春から、
そういう習慣がある。

自分で自分をいたわりながら
(痛みを噛みしめながら)
2CVで拭き掃除をする。
夢中になってやってしまう。
(ワシの悪い癖だ)
きやーと胸が悲鳴をあげた。
その時、気づいた。


この壁のスイッチ何なんだろう?
いじってみてもどこも点灯しない。

そして一昨日、
建築士のI君が来て、
そりゃ、そこの便所の廊下じゃが。
何日も気づかなかったことに
一瞬で気づく人もいる。


I君のお土産「金光まんじゅう」でお茶にした。
これまで気づかなかったこと
彼が教えてくれたこと:
どの部屋の天井もわずかに湾曲して(アーチ状になって)いるのは、
長い年月で天井がたるんでくるのを見越して細工した、
大工職人の技じゃなー。


電傘をつける。
古い気泡のある大正の吹きガラス。
こんなところでも、
気泡に息を吹きこんだ職人の

魂がキラリと光る。

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