私が子供のころは、近所の家の広い土の庭に、電信柱のような木の支柱があり、毎年、この時期になると、大きなこいのぼりがいくつも取り付けられました。風のある日は、矢車がクルクル回り、吹き流しがヒラヒラして、りっぱなこいのぼり達が優雅に空を泳いでいるのを眺めることができました。「屋根より高いこいのぼり」だったのが、今はマンションがたくさん立って、平屋の家もなくなり、屋根より低いこいのぼりしか見かけなくなってしまいました。