パソコンはVL350/Bです。詳細をお聞きすると、起動の途中でフリーズしたり、シャットダウンの時にフリーズしたり、途中で画面が真っ黒になったりするとのことでした。
そうすると・・・Windowsになんらかの問題があるのかもしれません。
電源を入れてみると・・・うん?BIOSの途中で動かなくなっています。とりあえず、もう一度電源を入れてみると、Windowsが起動してきましたが、今度は途中でフリーズしました。
BIOSの途中でうごかなくなったので、ハード的になにかトラブルがあるようです。内部を確認してみましたがマザーボード上の部品には、問題がありませんでした。
そうすると、電源ユニットが怪しそうなので、一旦パソコンをお預かりしました。
電源ユニットはAPI4PC15でした。とりあえずこの電源ユニットを取り外して、検証用のパソコンにつないでみると・・・やはりBIOS途中でフリーズしたり、Windowsがフリーズしたりします。
電源ユニットチェッカーで確認してみましたが、電圧値は正常でした。だたこのチェッカーは、負荷をかけない状態での測定なので、なんともいえません。
電源ユニットの内部を確認してみると・・・2次側の電解コンデンサーには、Ltec製のものが使われていました。う~ん、このメーカーのコンデンサーは、よく液漏れ・頭部膨張するのですが・・・今回外観上は、異常が認められるコンデンサーは、ありませんでした。
しかし5Vの系統の電解コンデンサーのESRが高い(0.5Ω)のものがあったので、とりあえずLtec製の電解コンデンサーを交換しました。
交換後にまず、検証用パソコンにつないでみました・・・すると、変なフリーズは出ませんでした。
では、VL350/Bに取り付けて、確認してみると・・・フリーズすることなく、Windowsが動作するようになりました。シャットダウン時にもフリーズすることがありません。
完全に電源ユニットが故障していたのではなく、電圧が不安定になっていっために、起動時やシャットダウン時などの負荷がかかるときに、フリーズしてしまったのだと思います。
最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事