Windows7のノートパソコンで、電源を入れると・・・画面がずっと真っ黒のままです。ディスクアクセスは激しくしています。
お客様にお聞きすると・・・一晩おいておいても、このままだそうです。
そうなると・・・電源ボタン長押しで強制終了しているそうです。この場合強制終了は仕方ないですが、あまり多用するとハードディスクにダメージを与えてしまうことがあります。
とりあえず・・・強制終了を行いました。電源を入れて「F8」キー連打で、「セーフモード」を選択しました。
画面が真っ黒のまま・・・という状態は、大きく2つに分けられます。
一つは、アプリやドライバーなどソフト的な原因と、ハードディスクの故障やマザーボードの部品(チップセット)の故障や半田剥がれなどのハード的な原因です。
セーフモードで立ち上がれば、ソフト的な原因の可能性が高く、セーフモードでも立ち上がらなけれハード的な原因の可能性が高くなります。
セーフモードを選択すると・・・Windowsが起動してきました。動作も普通です。
そうすると・・・アプリやドライバーなどが悪さしている可能性があります。
アプリの一覧やスタートアップ項目を確認してみると・・・2個の詐欺的セキュリティソフトがあるのと、大手セキュリティソフトが2個ありました。
なんか複数のセキュリティソフトが入っていて、喧嘩しているみたいです。
お客様にセキュリティソフトは、何をお使いですか?と尋ねると「この前期限切れのメッセージが表示されていたような気がする」とのことでしたが、「何を使っていたかはわからない」そうです。
詐欺的ソフトは削除しないといけないのですが、残りの2つのセキュリティソフト(1つは古いまま)も削除して、それで起動するようになれば、Microsoft Security Essentialsをインストールすることにさせていただきました。
なんとか、複数のセキュリティソフトを削除しました。
とりあえずこれで通常起動すると・・・問題なくWindowsが起動してきました。いろいろ操作してみましたが大丈夫そうです。
MicrosoftのサイトからSecurity Essentialsをダウンロードしてインストールしました。
何回か再起動・シャットダウンしてみましたが、問題ありません。以前はよく使っているとフリーズしたそうですが、そのような現象も発生しませんでした。これで暫く様子見とさせていただきました。
念のためハードディスクの状態をチェックしましたが、エラーは発生していませんでした。
どんなに優秀なセキュリティソフトでも、期限が切れたままでは、効果が不十分で、ウィルスに感染するリスクが高くなるだけでなく、Windows自体の動作にも悪影響を与えますので注意が必要です。
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