スペック的には、Corei3 4000M、メモリ4GB、HDD750GBで、Windows8.1 64bitです。
電源を入れると・・・メーカーロゴが表示された後、真っ黒な画面になってそのままの状態です。ディスクアクセスを激しくしているので、何か処理中のようでしたので、暫く待ってみました。お客様が言うには、このまま放っておいても変わらないとのことでした。・・・なので、電源ボタンを長押しして終了させました。
修復画面で、スタートアップ修復を行いましたが「修復できませんでした」で終わってしまい、「システムの復元」を行うと、最後まで処理は行くのですが、最後再起動するところで、失敗してエラーとなってしまいます。
時間がかかりそうなので、パソコンをお預かりしました。
先ほど、気になっていたのですが・・・電源を入れるとHDDのアクセスランプが激しく点滅していて、何か処理をしているようでしたので、事務所でパソコンの電源を入れて暫く放置してみました。
相変わらず真っ黒な画面のままでしたが、HDDはずっとアクセスしています。
他の作業を行いながら、時々パソコンの画面を覗いてみると・・・30分くらい経過したら、デスクトップ画面が表示されてきました。
ただその表示も遅くて、いろいろなアイコンが一つずつゆっくり表示されていきます。
さらに30分くらいして、デスクトップの表示が終りました。マウスを操作してみると・・・とにかく動きが遅いです。
ディスクもずっとアクセスしたままなので、ハードディスク(HDD)の故障の可能性があります。
苦労してマウスを操作して、シャットダウン指示をしました。これも実際に電源が落ちるまでに20分くらいかかりました。
HDDを取り外して、検証用パソコンにつないで、チェックしてみました・・・が「正常」状態です。中のファイルも普通に読めます。
以前も、HDDは「正常」表示なのに、Windowsの起動に10分くらいかかるパソコンで、ディスクを交換したら直った事例がありました。
今回も、とりあえず同容量のHDDにクローンを作成して、交換してみました。
すると・・・最初数分は真っ黒の画面でしたが、その後Windowsが起動してきました。起動後の操作も、通常の速さになりました。
そうすると、ハードディスク(HDD)の故障の可能性が高いです。
お客様には、ディスクを交換すれば直りそうであること。交換するのであれば、ハードディスク(HDD)ではなく、半導体ディスク(SSD)にすれば、動作が速くなり、振動や衝撃にも強くなることをお勧めしました。費用も考慮し250GBのSSDへ換装することになりました。
SSDはスペーサーをつけた状態
今回もCrucialのMX500(250GB)を使用しました。このシリーズには、予め7mm→9.5mmの変換スペーサーが付いているのもありがたいです。
SSDは、7mm厚なのですが、2.5インチのHDDは、9.5mm、7mmのものがあり(最近は7mmが増えてきています)、9.5mmのHDDを7mmのSSDに換装する場合に、変換スペーサーを付けないと、うまく取り付かない、取り付いてもコネクタ部に変なストレスがかかってしまうことがあります。
新しいSSDへクローンを作成して、変換スペーサを付けて、パソコンに取り付けました。
電源を入れて、再起動後、Windowsが起動してきました。Windowsの起動、アプリの起動も速くなりました。メモリが4GBなのですが、HDDで8GBにするよりも、4GBでSSDにした方が、高速化の効果は大きいです。
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