お客様はアップデートとおしゃっていましたが・・・XPからWindows7へはクリーンインストールとなるので、厳密にいうとデータやアプリを引き継ぐアップデートではなくて、クリーン(新規)インストールとなってしまいます。
データについては、バックアップして戻せばよいのですが、アプリケーションについては再インストールになります。
隣県のお客様で、「OS変更であればお近くのパソコン修理屋さんでもやってくれますよ」と伝えたところ、どうしてもということでその日の夕方にパソコンを事務所へお持ちくださいました。
データや設定のバックアップを行いました。今でのハードディスクはここで取り外して、中古の程度の良いハードディスク(500GB)を取り付けて、こちらへWindows7をクリーンイントールしました。
もともとのXPのディスクをそのまま残しておけば、Windows7にしたけれどやはり戻したいという場合でも簡単に戻すことができます。
Windows7のクリーンインストールは、問題なく終わったのですが・・・やはりドライバーを認識しないのがいくつかあって苦労しました。メーカーサイトでは当然XP用のドライバーしか提供されていません。マザーボードのサイトへ行ってもやはり該当チップセットはXPまでの対応となっていました。
なんとか、ネットでいろいろ調べてドライバーを全て認識できました。
あとはデータや設定を戻します。
一番心配だったのは・・・T90Gのスペックです。CPUはPentium4 2.8GHz、メモリー1GBという構成です。
CPUはまだしも、メモリー1GBでは不足です。Windows7(32Bit)では、最低でも2GBのメモリーが欲しいです。お客様のパソコンはすでに1GBに増設済みでした。
ネットで調べると2GBまで増設可能という情報もありましたが、メーカーは1GBまでしか保証していないので、勝手に2GBにするのも問題です。
セキュリティソフトや、再インストールできるアプリをインストールしてみると、やはりだんだん重くなっていきます。
パフォーマンスの評価で調べてみると・・・
なんとメモリーやCPU(プロセッサ)よりもグラフィックが1.0と最低スコアとなっていました。
もともとグラフィックは865GVを使っているのですが、液晶一体型パソコンだとグラフィックボードを増設して本体(一体の液晶)で観るというのは難しいです。
T90Gは、2004年発売ですから、今から10年前のパソコンです。それをWindows7で使うということにちょっと問題がありますが・・・ただ使ってみて多少もたつく感じはしますが、なんとか使えるレベルといったところでしょうか。
まだXPを使っている場合、パソコンのスペックがある程度高い・・・CPUがCore2以上、メモリーを2GB以上搭載可能の機種であれば、Windows7(32Bit)に入れ替えてみるのも一つの手だと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_1.gif)