パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

USBメモリへの保存だけでは、心配です。

USBメモリーがおかしいので、調べて欲しいとご依頼がありました。
どのようにおかしいのか尋ねると・・・開けないファイルがある・・・とのことでした。
開けるファイルもあるとのことでしたので、完全にUSBメモリが壊れているようではないのですが、お伺いしても、対処できない場合もある事をご理解いただき訪問しました。

Windows10のノートパソコンで、普段から使っているUSBメモリ内のWordファイルを開こうとしたら、Wordは起動するが「ファイルが壊れています、云々」のメッセージが表示されてしまうそうです。

とりあえず、USBメモリをパソコンに取り付けてみました。・・・するといきなり、修復が必要ですのメッセージが表示されました。
どうもファイルが壊れてしまっているようです。

パソコン本体に、これらのファイルは保存されていないのですか?と尋ねると・・・パソコン内部には保存していない。直接USBメモリに保存している。・・・とのことでした。
USBメモリに保存する一つの理由は、パソコン内のファイルが何らかの原因で壊れてしまっても、USBメモリ内のファイルは使用できるので、バックアップの意味があります。
なので、通常は、パソコン内のドキュメントやデスクトップ内の、大事なデータをUSBメモリにバックアップの意味合いで保存します。
これだとパソコンとUSBメモリ内の2ケ所にファイルがありますので、例えば今回のようにUSBメモリが壊れてしまっても、パソコン内にファイルがあるので、別のUSBメモリに再度保存する事ができますし、ファイル自体もなくなることがありません。

さらにUSBの取り外しは、どうやっていますか?と尋ねると・・・取り外し方があるのですか?と逆に質問されました。
おそらく、USBメモリ内のファイルを開いたままで、USBメモリを抜く操作をいつもしていたのだと思います。そうするとかなりの確率で、そのファイルは壊れてしまうことがあります。

USBメモリの取り外し方を、メモに残してお渡ししました。

どらとものパソコンにそのUSBメモリをさしてみましたが、やはり修復が必要ですのメッセージが表示されました。またご指摘のWordファイルも開けません。

とりあえずUSBメモリを丸ごとバックアップを取った上で、ファイル復元ソフトを実行してみました。
Office関連のファイルが必要とのことでしたので、Word、Excelの復元できたファイルを、確認してみました。
ファイル名が、日付の一連のファイルに変ってしまい、ファイル名からは内容を読み取る事ができなくなっていましたが、日付から必要なファイルを探し当てて、開くことを確認しました。
とりあえずこれらの復元できたファイルを、お客様のパソコン内に保存しました。一個ずつファイルを開いて必要か判断し、必要であればわかりやすいファイル名に変更し、最終的には別のUSBメモリにも保存するようにお願いしました。

もちろんUSBメモリには、バックアップ以外にもデータの持ち運び、移動の利用方法もありますね。
USBメモリは、半導体メモリを使用しているので、振動や衝撃には強く壊れにくいのですが、逆にパソコンからの取り外しをきちんと行わないと、ファイルの破損やUSBメモリ自体を認識しなくなってしまうことがあります。
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