昔は・・・透明なシートに油性のマジックで文字や絵を書いてOHPという投影機で、スクリーンに投影してプレゼンをしていたのですが・・・今はパソコンとプロジェクターを使ってプレゼンを行うのが一般的ですね。
プレゼンテーションで使用するパワーポイントファイルを、プレゼン用のパソコンにコピーしたが、ファイルが開けないということで、確認に伺いました。
パソコンのデスクトップ画面に、パワーポイントファイルのアイコンがありましたが、ファイル本体ではなくて、ショートカットになっています。
とりあえず、ショートカットをダブルクリックしてみると・・・「ファイルが見つかりません云々」のメッセージが表示されます。
ショートカットアイコンを右クリック→「プロパティー」の「ショートカット」タブをクリックして、リンク先を確認してみると・・・「F:」となっていました。
Fドライブなんてあったかなと思い、パソコンの構成を確認してみましたが、見当たりません。
どうやってショートカットを作成しましたか?と尋ねると・・・
元のパワーポイントファイルは、USBメモリーに入れてあったので、USBメモリーをパソコンにさして、USBメモリ内のパワーポイントファイルの上で右クリック→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択して作成したそうです。
これだと、USBメモリーをパソコンから抜いてしまうと、ショートカットをダブルクリックしても、ファイルが見つからない状態になってしまいます。
ショートカットアイコン(アイコンに矢印がついている)は、ファイルやソフトの実体がそこにあるわけではなくて、別の場所(デスクトップ以外の場所)にある、ファイルやアプリの実体がある場所を記載してあるだけです。
ショートカットをダブルクリックすると、その記載してある場所のファイルやソフトを起動する仕組みになっています。
今回の操作だと、USBメモリ内のパワーポイントファイルのショートカットを、デスクトップに作成したことになります。そのため、ショートカットをダブルクリックすると、Fドライブ、つまりUSBメモリ内のパワーポイントファイルを起動しようとするのですが、USBメモリが取り付けられていないと、ファイルが見つからないことになってしまいます。
USBメモリーからパソコン内、例えばデスクトップにパワーポイントファイルをコピーして、そのファイルを起動するか、パソコン内にファイルを残しておきたくないのであれば、USBメモリをさして、USBメモリ内のパワーポイントファイルを直接ダブルクリックして起動するなどの方法があります。
時々お客様から・・・このアイコン(ソフトを起動するショートカットアイコン)を削除すると、このソフトも削除されてしまいますか・・・というご質問を受けることがありますが、ショートカットアイコンは、本体そのものではなくて、ソフトやファイルを簡単に起動、開けるようにその保存場所が記載されているメモのようなものなので、削除しても、本体(実体)がなくなることはありません。
デスクトップ画面にいろいろなアイコンが並んでいると思いますが・・・アイコンに矢印がついているのが、ショートカットアイコン。そうでないアイコンは本体(実体)ですので、こちらを削除してしまうと、ファイルなどが削除されてしまいます。
パソコンを使っていくと・・・だんだんデスクトップにショートカットアイコン含め、いろいろなアイコンが増えていってしまいます。アイコンの整理をするような場合に、あまり使わない、使用しないアイコンを削除すると思いますが、ショートカットアイコンとそうでないアイコンの注意が必要です。
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