ちょっと古めのXPデスクトップパソコンです。
昨日あたりから、起動しなくなったとのことです。
まず電源を入れてみると・・・WindowsXPのロゴが表示れて、さらにデスクトップ画面が表示されました。問題なく起動したのかな?と思っていたら、ブルー画面が表示されてフリーズしました。
お客様にお聞きしたら、この状態の繰り返しだそうです。
とりあえず、セーフモードでは起動しましたので、ハードディスクの状態やメモリーを調べましたが・・・問題ありません。
特に追加した周辺機器や、アプリケーションもないそうです。
ちょっと気になったのは・・・ブルー画面になるタイミングが、Windowsが起動してデスクトップ画面が表示されて暫くしてからということです。
そうすると、起動後のアプリやドライバーがおかしいことも考えられます。
お客様のご了解を得て、システムの復元で、現象が発生する前の時点に戻してみました。
すると、正常にWindowsが起動し、デスクトップ画面が表示されました。暫くしてもブルーバック画面になりません。さらに暫くすると・・・セキュリティソフトとして使用している「Kingsoft Internet Security」のポップアップ画面が表示されました。
「Windows Updateによるコンピュータ起動時の問題を解消した更新プログラムを、オンラインアップデートにて配布開始しております。インターネット環境にお繋ぎの上、下記の手順でアップデートを行ってください。」
詳細を調べるとKingsoftのサイトに案内がありました。
こちらのサイトの詳細を読むと・・・
6月12日のWindows UpdateによりXP更新プログラム(KB2839229)を適用後、再起動するとブルースクリーンが発生するようです。
対処方法としては、すでにブルースクリーンが発生している場合は、「セーフモードとネットワーク」で起動し、Kingsoft Internet Securityアップデートを行います。
(詳細は、上記メーカーサイトに表示されています)
ということで、ブルーバックになる原因が、Windows UpdateとKingsoft Internet Securityの相性問題だということがわかりました。
Kingsoft Internet Securityは無料版をお使いでしたが、お客様とご相談し今回「Kingsoft Internet Security」はアンインストールして、Microsoft Security Essentialsをインストールさせていただきました。
何回か再起動を行いましたが、問題なくWindowsが起動し動作することをご確認いただきました。
時々、今回のようなセキュリティソフトと、Windows Update更新プログラムの相性によるWindowsが起動しないという現象が発生することがありますが・・・セキュリティソフトメーカーも十分な検証のうえアップデートを公開して欲しいですね。
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