お伺いしてみるとお孫さんのパソコンはWindows8のノートパソコンで、無線LAN内蔵タイプでした。あとは、無線パスワードを入れればOKです。
しかし無線のパスワードがわからないとのことでした。そういえば液晶パネル交換した際にはもう無線接続でしたから、ずいぶん昔に設定されたのでしょうね。
無線ルーターのある場所へ案内してもらい確認すると・・・ずいぶん昔のルーターです。
比較的最近の無線ルーターには、初期の無線暗号化キー(パスワード)が記載されている機種が多いのですが、このころの昔のルーターは、記載されていないものが多いです。
ルーターにログインして、暗号化方式・暗号化キーをメモして、お孫さんのパソコンの無線LAN接続設定を行いました。
無線ルーターの設定情報を報告書に記載してお渡ししました。
お客様は、XPのノートパソコンをお使いでしたが・・・やはり来年の4月のサポート終了について、いろいろわからない点がありご質問をいただきました。
その中で、今使っているXPのノートパソコンをWindows8(またはWindows7)に変更できないかというご質問がありました。
物理的には、OSを変更することは可能です。
しかし仕様的にメモリーが最少でも2GB必要なこと、CPUが非力であることが問題となります。ノートパソコンでも、CPUの交換は不可能ではありませんが、ちょっと面倒です。もし交換するとしても、同様なソケット(形状)のCPUしか取りつきませんので、それほど性能は変わりません。またメモリー容量については、お客様のパソコンは最大で1GBまでのメモリー搭載となっていました。
これらを考えると・・・今のXPのパソコンのOSを新しくしても、パソコン自身の性能が追い付かないので、今より快適に動作させることはできません。
いろいろご説明させていただき、将来的にどうするかご検討くださることになりました。
来年4月になると、XPのパソコンが使えなくなると思っていらっしゃるかたも、時々いらっしゃいますが・・・4月になっても、今まで通りXPパソコンは起動しますし動作もします。
何が変わるのかというと・・・今まで定期的に行われていたWindowsUpdateなどのサポートが終了します。WindowsUpdateは、セキュリティ的に弱い部分が見つかった場合に、それに対応するために行われます。XP自体は10年以上前の設計のOSで、セキュリティ的に維持していくのは難しくなってきています。
そのため、4月以降もパソコンは起動・動作しますが・・・セキュリティ的に弱い部分が見つかっても、以降は対応するためのWindowsUpdateが行われなくなりますので、セキュリティ的には弱くなってしまいます。
従ってパソコン自体は動作しますが、インターネットにつないで使用するのは危険(セキュリティ的に弱いのでウィルス感染や情報漏洩しやすくなる)になります。
もちろんセキュリティ対策ソフトが入っているから大丈夫とおっしゃるかたもいますが、Microsoftのサポートが終了してしまうとOS自体が、セキュリティ的に弱くなるため、将来的にはセキュリティ対策ソフトもXPの対応をやめてしまいます。
では、インターネットにつながなければ大丈夫かというと・・・USBメモリーやデータCDなどからのデータのやり取りも危険になります。もしウィルスに感染しているUSBメモリーをさしてしまうと・・・セキュリティ的に弱い場合、そのままパソコンもウィルスに感染してしまう確率が高くなります。
使い方としては、インターネットにつながず、他のパソコンとUSBメモリーなどでデータのやり取りを行わない、完全に独立した?パソコンとして使用することになります。
例えば文章を作成して印刷する(ファイルで他のパソコンとやり取りは禁止)ような昔のワープロ的使い方や、ネットにつながないゲーム機?として、DVD(ビデオ)やCD(音楽)の再生機として使うことになるのでしょうか。
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