現象としては、電源が入らず、電源ランプがうすく点灯している状態で、メーカーでは５年経過での修理は対応しておらず、困っていらしゃったそうです。
５台あるそうで、ブログを参考に内部を確認してみたら、４台はコンデンサーの液漏れ・頭部膨張が確認できなかったそうです。コンデンサーの故障でない場合は、半導体などのショートの可能性が高く、故障範囲が多岐にわたっているので、修理できないとお伝えして、５台のうち修理できた台数分の料金をいただくことで、５台の電源ユニットを送付してもらいました。
このAPI4PC17もいろいろ種類があるみたいで・・・ATXコネクタが２０ピン、２４ピンのもの、IDEコネクタが２個のもの、IDE１個・S-ATA１個のものなどです。
５台中４台は、５Ｖスタンバイ（ＳＢ）回路の電解コンデンサーの液漏れ・頭部膨張による故障が原因でした。
事前にチェッカーで電圧を測定すると・・・
やはり５ＶＳＢ（スタンバイ）の電圧がＬレベルとなっています。
５ＶＳＢ回路の電解コンデンサーが液漏れ・頭部膨張しています。１台は１２Ｖ回路のコンデンサーも故障していました。
いつものように、故障している電解コンデンサーと今後故障の可能性がある電解コンデンサーを合わせて８個交換しました。
交換後は５ＶＳＢ電圧も正常です。
４台については、コンデンサーの故障が原因だったのですが・・・残る１台は、コンデンサーの故障は確認できず、電圧も正常に出力されていましたので、検証用パソコンで確認しましたが問題ありませんでした。
電源ユニット単体では問題ないようなので、パソコン本体側の問題の可能性があります。
その旨をお伝えして、この電源ユニットについてご相談させていただき、電解コンデンサーを交換することになりました。
Mateシリーズは、ビジネス用としても使われており・・・なかなか新しいパソコン（OS)への移行が難しい企業様ではまだまだ現役で頑張っています。
もし、上記のように電源が全く入らない・薄く電源ランプが点灯するだけの状態の場合は、電源ユニットの修理で直ることが多いので・・・ご相談ください。
