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安全神話?

ちょっと前の話になりますが、9月28日に東北新幹線の信号システムが故障し4時間ストップした事件がありましたね。
その原因についての発表が先日ありました。
原因は、自動進路制御装置のハードディスクの故障と故障時のバックアップシステムが機能しなかったためで、それはソフトウェアに不具合が生じたためとのことでした。

ハードディスクは、当然いつかは壊れるものなので、その場合のバックアップシステムを構築しているのですが、それもソフトウェアの不具合のため、うまく動作しなかったようです。
もちろんシステム導入前のテストでは、バックアップシステムの動作の確認も行っているはずですが、現実には動作しなかったので、確認漏れや想定外の障害が発生したのかもしれません。

現在は、コンピューターを核としたいろいろなシステムが構築されており、自動化や高速化が図られています。もちろんハード的な故障は予め想定してシステムを構築していると思います。しかし忘れてはならないのは、それらのシステム全体を動かすソフトウェアは人間が作っているということです。人間が作るという限り、必ず間違い(バグ)は起こりうるものです。システムが巨大化すればするほど、ソフトウェアの規模も膨大となり、バグの発生する可能性は大きくなります。もちろん本運用の前にいろいろな試験を行いバグの発見・修正を行うのでしょうが、見落としがないとも言えません。
コンピューターは、ソフトのとおりに動作しますので、バグがあれば当然予期しない動作をしてしまいます。

その前にもANAで、システムトラブルがありましたが、この時の原因はチェックイン端末を管理するサーバーの設定ミスとのことでした。

コンピューターの性能は、飛躍的に向上しましたが、システムのソフトウェアを作る人間の性能?は、そんなに急激に向上しているとは思えません。

なんでもコンピューターによる自動制御・自動監視などが一般的になった現在・・・だから安全とは思えないのは、自分だけでしょうか?
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