事前に・・・ディスクの状態にもよりますが、物理的な故障だと、どらともでは対応できない可能性があることを了解いただいたうえで、お伺いしました。
ディスクは、ポータブルタイプのUSBディスクでした。
とりあえず、お客様のパソコンのUSBポートへ接続してみました。
すると・・・「ポコン」という音がして、ディスクを認識したみたいです。
エクスプローラーで確認すると、Dドライブで表示されていますが、ドライブ名や空き容量、総容量などの情報が全く表示されません。
いったん取り外して、どらとものノートパソコンへつなぎました。
状況は、変わりません。「ディスクの管理」で確認してみると、500GBの容量で、RAWフォーマットになっていました。
ディスクの状態を確認すると「正常」でセクターエラーなどは発生していませんでした。
そうすると物理的故障でなくて、論理的故障(ファイルなどが壊れた)と思われました。
本来ですと・・・いったんUSBディスクをお預かりして、ディスクを取り出して、デュプリケーターで別のディスクにクローンを作成して、そのクローンディスクで復旧操作を行い、復旧できたら元のディスクに戻します。データディスクなので、元のディスクをフォーマットしてから、クローンディスクからデータを戻す場合もありますし、クローンディスクから元のディスクへまたデュプリケーターでクローン作製して戻す場合もあります。
お客様にご説明したら・・・すぐに使いたいデータがあるので、この場でなんとかならないか・・・とのこと。クローンを作成しない(バックアップをとらない)場合は、その場で復旧操作を行うことは可能ですが、最悪とどめをさしてしまう場合もあり、そうなった場合バックアップがないとデータの復旧が、どらともでは困難になることをご説明しました。
それでもかまわない・・・とのことでしたので、どらとものノートパソコンで、chkdskコマンドを実施。ファイルの削除、修復が行われました。
そのあと、エクスプローラーで確認すると・・・USB接続ディスクの名前や容量も表示され、中のフォルダーやファイルにアクセスできました。
ディスクを取り外して、お客様のパソコンに接続しました。・・・問題なくディスクを認識し、中のフォルダーやファイルにアクセスできました。
すべてのデータの確認はできませんが、すぐに使いたいデータは、問題ありませんでした。
お客様に、USB接続のディスクの取り外しはどうしていますか?と尋ねたら・・・そのままケーブルを抜いています、とのことでした。
USBディスク内のファイルにアクセスしている状態で、いきなりUSBケーブルを抜いてしまうと、そのファイルが壊れるだけでなく、今回のようにディスク自体が読めなくなってしまう場合があります。
一般的な、USB機器の取り外し方法をご説明しました。
どうしても取り外し方法が、分からない場合は・・・ファイルを閉じて、パソコンをシャットダウンしてからUSB機器を取り外してもOKです。
あと・・・大事なデータ、ファイルは、一つの媒体でなくて、複数の媒体に保存しておいてください。USB接続ディスクに保存するだけでなく、パソコン内に保存しておくのも一方法です。
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