パソコンはOptiplex780(SFF)です。とりあえずACコンセントをさしてみましたが、全く通電する気配がありません。
内部を確認してみると、マザーボード上の電解コンデンサーには異常は確認できず、電源ユニット単体を確認すると・・・5Vスタンバイ電圧が出力されていませんでした。
電源ユニットの故障の可能性が高かったので、パソコンをお預かりしました。
電源ユニットとしては、独自の形状で汎用タイプでありません。さらに20ピンのコネクタも、通常のタイプよりもピッチの小さい特殊なコネクタです。
内部を確認しましたが、2次側の電解コンデンサーは異常なく、さらに調べると一次側のヒューズが切れていました。
おそらく一次側のスイッチング素子が壊れてショートしたと思われます。
こうなると修理も難しく、今回は汎用電源ユニットでなくカスタマイズ品なので、同型番の電源ユニットを入手して交換する事にしました。
電源ユニットの型番は「L235P-01」というものでした。Dellのパソコンは、交換部品の入手が比較的容易であるので、修理をしているものにとっては、助かります。
今回もすぐに新品を見つけることができ、2日後には入荷しました。早速届いた電源ユニットに交換して、無事に電源が入ることを確認できました。暫くヒートランを行いましたが、問題ありませんでしたのでご返却しました。
今回の電源ユニットの故障のように、一次側のヒューズが切れている場合は、スイッチング素子やその周辺回路のショートが原因なので、ヒューズだけを交換してもまた切れてしまいます。一次側は高電圧を高速でスイッチングするので、まれに素子が壊れてショート(オープンになることもある)しまうようです。
修理交換用 DELL Optiplex 580 760 780 960 980 SFF 電源ユニット H235P-00、L235P-01、L235P-00、H235E-00、F235E-00 | |
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