変なメッセージと言っても、よくわからないので、スマホで画面を撮って送ってもらいました。
これは詐欺メッセージは無くて、本当にハードディスクに障害が発生していることを知らせる画面で、バックアップを取ってくださいよ、という内容のメッセージです。
このパソコン（ノート）は、皆さんの事務机のある部屋ではなく、別の部屋に置いてあって、普段は触らないのですが、共有パソコンとして使用していて、このパソコン内に「共有フォルダー」が設置されていて、皆がアクセスして使用しているそうです。
今すぐにパソコンが動かなくなることはないと思いますが、いずれ起動しなくなる可能性があります。
今のところ、共有フォルダーにもアクセスでき、読み書きができるとのことでしたので、共有フォルダーのファイル（約10GB)を、別のパソコンにコピーしておくようにお願いしました。
業務中は、共有フォルダーが使えなくなってしまうと困りますので･･･定休日の前日の終業時間前にお伺いすることになりました。
お伺いしました。まず共有パソコンのハードディスクの状態を確認してみました。･･･すると
代替処理済のセクタや、代替処理保留中のセクタが多数あり、「異常」状態でした。
この共有パソコンのディスクを交換してクローンを作成して、修復を行ってもよいのですが･･･共有フォルダー置き場としてしか使っていないのであれば、ネットワークHDD（NAS）を使用することをお勧めしました。
こちらの方は、専用の本来の使い方に近い方法です。
RAID構成のNASであれば信頼性が高くなります。
お客様の了解をいただき、共有パソコンをお預かりし、2日後の勤務初めの日の朝に、データなどを移行したNASをお持ちして、設定することにさせていただきました。
今回はネットワークHDD（NAS）としてIOデータのHDL2-AA2を選びました。1TB HDD×2台で、RAID1に似た「拡張ボリューム」という方式で信頼性を上げています。
共有パソコンを起動すると相変わらず、「ハードディスクに障害が発生している」というメッセージが表示されますが、なんとか「共有フォルダー」のデータを取り出すことができました。
これをNASにコピーして、あとは細々とした設定です。
メールでの通知機能は、異常などがあったらどらとも宛に通知するように設定しました。
再びお伺いしました。
NASをネットワークにつなぎ、電源を入れて起動するまで5分程度待ちます。起動後、お客様のパソコンに「ネットワークドライブの割り当て」を行いました。全部で7台のパソコンの接続設定を行いました。
一昔前は、ネットワークHDD（NAS）も機種がなくて、高価でしたので、共有パソコンを設けてそのパソコン内のフォルダーを共有するといった方法が多かったのですが、最近はNASもいろいろ種類があり、値段も落ち着いてきたので、NASを使った方が管理や使い勝手の点でメリットがあると思います。
 | I-O DATA NAS 2TB RAID 1(ミラーリング)/デュアルコアCPU/高速モデル/2ドライブ/3年保証/日本製 HDL2-AA2/E |
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