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Lenovo H530S動作遅い→HDD故障のためSSDへ換装

以前お伺いしたお客様から・・・パソコンの起動が遅くなり、起動してもなかなかアプリが立ち上がらないようになったので調べて欲しい・・・とご依頼がありました。

パソコンは、スリムデスクトップLenovo H530Sです。元はWindows8.1をWindows10へアップグレードしています。
とりあえず、電源を入れてみました。
メーカーロゴの表示の後、ずっと真っ黒の画面のままです。5分くらい経ってやっとWindowsの画面が表示されてしました。さらに5分くらい待ってやっとデスクトップ画面が表示されてきました。スペックはそれ程低くないのに、遅すぎます。
立ち上がってマウス操作をしていたら、突然フリーズしました。2~3分待つとまたマウスが動き始めます。そんなことの繰り返しです。
パソコンをよく見ると、フリーズしている時は、ディスクアクセスが止まり、暫くするとまたアクセスし始め、マウスが動くようになります。
これは、HDDの動作が追い付いていなくて遅いのでなくて、動作がおかしいです。

HDDを取り外して、どらとものノートパソコンにつないで、ディスクの状態を確認してみました。


やはりセクターエラーが発生していて「注意」状態でした。さらに使用時間が2万時間を超えていましたので、ディスクの限界かもしれません。

お客様には、HDDが壊れかかっているので交換が必要なこと、交換するのであれば、動作の速いSSD(半導体ディスク)がお勧めであることをご説明し、500GBのSSDへ換装することにさせていただきました。元は1TBのHDDなのですが、使用容量が、100GBちょっとでしたので、500GBあれば十分です。

まず手持ちの1TBのHDDへクローンを作成。

56個のバッドセクターがありました。ディスク全体の56個のセクターというと、少ないのですが、重要なファイルの個所だったりすると、起動や動作に影響します。
クローンディスク(1TB)をパーティション編集ソフトを使い、500GBに収まるようにパーティション操作を行いました。
この500GBに収まるようにしたクローンディスクからSSD(500GB)へクローンを作成します。



今回は、3.5インチのHDDでしたので、2.5→3.5インチ変換マウンターに取り付けました。
実際のディスクへの信号線、電源線の配線は十分余裕がありましたので、コネクター位置は一致しないマウンターですが、問題ありません。

SSDをマウンターに取り付けて、問題なく起動することを確認しました。
あとは、パーティション編集ソフトを入れて、ディスクの「未割り当て」の部分を割り当てます。
これで再起動を行い、問題なければパーティション編集ソフトは削除しておきます。

SSDに換装したことで、Windowsの起動やアプリの反応がとても速くなりました。
HDD(ハードディスク)は使用時間が1万時間を超えると故障が発生する可能性が高くなります。
大雑把に計算すると一日8時間の使用で、だいたい5年弱で1万時間になります。

この前このブログで、マウスやキーボードは消耗品ですと書きましたが・・・ある意味HDD(ハードディスク)も消耗品と考えた方がよいですね。



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