通常は、回線終端装置(ONU)の後段に接続されている、CTU(加入者網終端装置)とVoIPアダプタ(光電話用)を取り外して、新しく用意されたホームゲートウェイに交換して接続し、PPPoE設定を行って、ネットワーク接続と光電話の確認をして完了となります。
プロバイダーからの接続情報(接続IDや接続パスワード)がきちんとわかっていれば、事前準備も含めて1時間以内の作業です。
しかし、今回は意外なことで時間がかかってしまいました。
お伺いしたのは、高層マンションのお客様でした。こちらのマンションは、パソコン教室などでいろいろなお客様のところへお伺いたことがあるのですが、回線移行によるネットワーク機器の交換は、初めてでした。
まずお伺いして、パソコン、電話、ネットワーク機器の確認を行うのですが・・・VoIPアダプタしか見つかりません???
壁にLANのコンセントがあり、そこからLANケーブルでVoIPアダプタにつながっているだけです。
パソコンは別の部屋のLANコンセントからLANケーブルにつながっています。
どこかに、ONUやCTUが設置してあるはずなのですが・・・お客様に確認してみても、よくわからないとのことです。
う~ん、機器の場所がわからないと、何ともなりません。
お客様にお願いして管理人さんに、確認してもらいました・・・が、すぐにわからないので調べて連絡をもらうことになりました。
暫くして連絡があり・・・浴室の上に開閉できるカバーがあり、そこに設置してあるとのことでした。
椅子を借りて、浴室にあるカバーを開けて覗いてみると・・・なんとそこにネットワーク機器のCTUとONUがあります。電源コンセントもきちんと設置してありました。テレビなどのアンテナ線も来ていました。浴室の上とはちょっとビックリです。
CTUを取り外しました。そしてONUに、パソコンのある部屋のLANコンセントにつながっているLANケーブルを接続しました。
次に、パソコンのある部屋のLANコンセントに用意されたホームゲートウェイを接続しました。あとはPPPoE設定を行いました。
電話は隣の部屋なので、まず、ゲートウェイの電話ポートを、パソコンのある部屋の電話用コンセントに接続し、隣の部屋の電話コンセントから、電話機へ電話線をつなぎました。
元は、CTUとVoIPアダプタが別々だったので、問題なかったのですが、ゲートウェイで一体になったので、ちょっと配線が面倒になってしまいました。
高層マンションなどでは、分電盤のところにスペースがありネットワーク機器が置いてあることが多いのですが、いろいろなところに設置されているのですね。
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