初期のVistaのディスクトップパソコンでした。そうすると・・・スペック的に厳しくて動作が遅い可能性があります。
まず最初に考えられるのはメモリー容量です。
Vistaの初期パソコンでは、メモリー搭載容量が512MBという機種が平気で売られていましたが・・・明らかにメモリーの容量不足で、動作が遅い原因になっていました。
少なくとも2GBのメモリーは必要です。
システムのプロパティでメモリー容量を確認すると・・・
1GBでした。これではメモリー不足のため、遅い一因となっていると思われます。
それよりも・・・その際に気がついたのですが・・・Vistaのサービスパックが当たっていない無印のバージョンであることがわかりました。
Vistaの初期機なので、購入して7年前後経っていうと思われますが・・・まだVistaの無印のままで使用していることがビックリです。ネットにもつながっているので、アップデートのタイミングはあったと思われますが・・・。
そのため・・・セキュリティ対策ソフトも入れられないといことで、何も入っていませんでした。
さらにハードディスクの状態を確認しようとしたら・・・
Cドライブの空きが400MB程度とほとんど空いていません。これも速度低下の一因になります。
Dドライブは、190GBも空いています。
ディスク自体は、セクターエラーも発生しておらず正常な状態でした。
対応として以下ご提案しました。
・メモリー容量の増加 1GB→2GBへ
・Vistaのバージョンを無印からSP2(サービスパック2)へ
・Cドライブの空き容量を増やす。(Dドライブから100GBを振り分ける)
Vistaのマイクロソフトサポートは2017年までなので、あと2年くらいは使用できるので、今回上記メンテナンスを行うことになりました。
メモリー容量の増加は、512MB×2個だったメモリーを1GB×2個の構成に変更するだけなので問題なく完了し、メモリーテストも問題ありませんでした。
次にCドライブの空きを増やす作業です。これは作業前に必ず、ディスク全体のバックアップを取ってから行います。
Dドライブの空きから100GB程度を削り、Cドライブに割り当てて、Cドライブの空きが100GB程度になりました。
一番大変なのが、Vistaのバージョンを無印→SP2にアップデートする作業です。もちろんこれ以外にもWindowsUpdateの項目もたくさんあります。
リカバリー作業を行った場合・・・リカバリー作業によりWindowsUdateも初期の状態に戻ってしまうため、それらのUpdateを行い最新の状態にするまでが一番時間がかかります。
無事にVistaのSP2(サービスパック2)になりました。
セキュリテイソフトが入っていなかったので、とりあえずMicrosoftのSecurity Essentialsをインストールしました。インストール後のスキャンで2個のウィルスを検出したのでこれを駆除しました。
Vistaパソコンも、いろいろメンテを行えば(メモリー増設、Cドライブの空き確保など)、Microsoftのサポートが終了する2017年4月までは十分使用できると思います。
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