パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

ウィルス感染したXPのリカバリー

2年くらい前にサポートさせていただいたお客様から・・・XPのノートパソコンのリカバリーのご依頼がありました。
詳細をお聞きすると・・・ウィルス感染しているようで、そのパソコンのファイルをUSBメモリにコピーして他のパソコンにさすと・・・ウィルス検出のメッセージが表示されるそうです。そのため、ずっと使用していなかったそうですが、仕事で使う要件ができて、なんとかリカバリーでもよいので、使えるようにして欲しいとのことでした。ちなみにリカバリーディスクは無いそうです。
電源を入れると、懐かしいXP(Pro)が起動してきました。機種はSatellite J70でしたので、HDDリカバリー(0キーを押したまま電源を入れる)が可能なのですが、そのような操作を行っても、普通にXPが起動してきてしまいます。
時間がかかっても良いとのことでしたので、パソコンをお預かりしました。

とりあえずHDD内のウィルスをなんとかしないと、いろいろ操作できません。


この機種は、底面カバーを外すとFDDがありその下にHDD(80GB)がありました。
とりあえずHDDを取り外しました。
検証用のパソコンをネットワークから切り離して、HDDをUSB接続でつなぎ、ウィルススキャンをかけました。
結構時間がかかりましたが、結果は1件。ワームタイプのウィルスが検出され削除されました。
念のためもう一度、スキャンすると0件でした。ウィルスは削除されたようです。
この後、USB接続のHDDを取り外して、念には念を入れて、検証用パソコンのローカルドライブのフルスキャンを行いました。→ウィルスは0件でした。
この状態で、これDo台Proで別のHDD(160GB)にクローンを作成しました。これで少しは安心です。

元のディスクを確認してみると・・・リカバリーパーティションは無事のようでした。
一旦HDDを取り付けて、再度HDDリカバリーを試みましたが・・・やはりXPが普通に起動してきてしまいます。
BIOS設定を確認しようとしましたが・・・うんBIOSが起動しない??? 調べたら「ESC」キーを押してから「F1」キーを押すことでBIOS設定画面を表示できました。BIOS設定は特に問題ありませんでした。
なんでかなと思いながら、ネットで調べてみたら・・・HDDのアクティブなパーティションをCからリカバリ領域に変更すればよいという記事がありました。
クローンディスクを作ってあるので、いろいろ検証することは可能です。

一旦、HDDを取り外して検証用パソコンにつないで、パーティション編集ソフトで、「リカバリ領域」をアクティブに設定しました。
そして再度HDDを取り付けて、0キーを押したまま電源を入れてみました・・・すると、「警告」という大きな文字が表示されるリカバリーメニューが表示されました。
指示に従いリカバリーを進めました。1時間くらいでリカバリーが完了しました。再起動後、Windowsが正常に起動してきました。
ユーザ名などを入力して購入時の状態に戻りました。
Recovery Disc Creatorをユーティリティからインストールして、DVD(1枚)にリカバリーディスクを作成しました。
HDD内にリカバリーパーティションがある機種でも、HDD自体が故障してリカバリーできないことがありますので、リカバリーディスクを作成できる機種は、作成しておいた方が安心です。
もっとも最近の機種は、ディスクでなくて大容量のUSBメモリーへ作成するようになっていますね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事