お客様はすっかりその時の操作を忘れてしまっていたのですが・・・Shiftキーを押したまま、シャットダウン操作をしていただき、再度電源を入れてもらいました。
多少起動に時間がかかりましたが、「Windowsサービスに接続できませんでした」というメッセージが表示されなくなり、WindowsLiveメールを起動してもらうと、無事に起動してメールも受信できたそうです。
Windows8以降のOSでは、通常は高速スタートアップ機能というのがあり、起動を高速化しています。
シャットダウンする際に、起動に必要な情報を保存して終了し、次の起動時にその情報を読み込んで高速化するという仕組みなのですが、これが悪さをすることがあります。
例えば、シャットダウンする際に、何らかの原因で起動に必要な情報を誤って保存したり、保存できなかった場合・・・次の起動時にその誤った情報を読み込んで起動しようとしますので、トラブルが発生することがあります。
これは、メモリー増設や周辺機器が変わったような場合でも、シャットダウン時の情報とメモリー増設や周辺機器変更後の起動時の情報がことなり、トラブルになることもあります。
Shiftキーを押したまま、シャットダウン操作(完全シャットダウン)を行うと・・・従来のWindows7までのシャットダウンと同様に、機器情報などは保存しないので、次の起動時に実際の機器情報を読み込みながら立ち上がります。そのため起動には多少時間がかかることがありますが、クリアな状態から起動しますので、前述のようなトラブルを回避することができます。
もちろん「Windowsサービスに接続できませんでした」というメッセージが表示される原因はいろいろありますが・・・Windows8以降のOSであれば、まず完全シャットダウンを行い、状況が変わるか確認してみるのも一方法です。
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